グッスマ陥落

2022年5月28日 (土) 02:02時点におけるZZ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎反響)

2022年4月に「艦これの凋落を象徴する出来事」として界隈のみならず立体物趣味層からも衝撃を持って受け止められた「グッスマ」ことグッドスマイルカンパニーの他艦船擬人化ゲー製品化解禁、通称「グッスマ陥落」についてのまとめ。

グッドスマイルカンパニーとは?

東京都千代田区に本社を置くフィギュア製造・販売メーカー。通称「グッスマ」。フィギュア以外にも玩具や衣類などのグッズも製造・販売している。上海には現地法人があり、2018年の冬コミにおいてビリビリが企業ブースに出展した際、同ブース限定商品として日本でも販売されたBilibiliのマスコット「22娘・33娘」のねんどろいどを始め、中国大陸のイベント限定で流通・販売されている商品も存在する。

代表的な製品としてはノンスケールアクションフィギュアシリーズ『figma』やデフォルメフィギュアシリーズ『ねんどろいど』があり、艦これ関連の商品としてはブーム黎明期の頃から上記のねんどろいどをはじめとしたフィギュアやグッズを今日まで数多く世に送り出している。おそらく、上記の2シリーズのラインナップだけでも日本で最も多くの艦これキャラを立体化したメーカーと考えられる。

(良くも悪くも)旬の作品からは、最低1種類は上記2シリーズのどちらかでフィギュアを発売する」とまでフィギュア好きの間では言われるほど幅広いジャンルを取り扱うメーカーとしても知られていたが、何故か2022年3月までは艦王と信者が激しく敵愾心を燃やすアズールレーン(アズレン)をはじめとした他艦船擬人化ゲーの立体化は一切行っていなかったイヤーフシギダナー

なお艦これと初期にコラボしたことがある『蒼き鋼のアルペジオ』はアニメ版放送時にイオナをはじめとした一部のキャラクターがfigmaとねんどろいどで立体化されており、擬人化作品ではないが海洋系萌えミリの「はいふり」こと『ハイスクール・フリート』も同じく立体化されている。

一方では、かつて公式ブログにおいて某大手アフィブログとの癒着疑惑が持ち上がり炎上したことがあり、そのアフィブログは現在、艦これage、他作品sageな記事を露骨に掲載し続けている。こうした経緯により「社内で謙属(艦これシンパ)が幅を利かせているのではないか?」と言う疑惑が艦これに詳しくない立体物趣味層からも半ば公然の秘密として語られて来た経緯がある。

2022年3月までの状況

グッスマの場合はKADOKAWA[1]やAetas(4Gamer.net)のように表立ってアズレンの日本版及び英語版運営であるYostarを敵視する「反Yostar系企業」として振る舞っている訳ではなく、同社運営タイトルでも『アークナイツ』や『ブルーアーカイブ』の製品化は行っているため、飽くまでもアズレン1タイトルを狙い撃ちしたかのようなパージ姿勢を徹底して来た点が特徴だった。一方では、艦これ界隈の古参から長年にわたり敵視されて来た『東方Project』の立体物作成も積極的に行っており、2019年からはアプリ『東方LostWord』を運営している。

一部ではアズレンのアニメ放送に合わせていい加減エンタープライズのfigmaやねんどろいどを出して儲けたいのでYostarと本格的に接触を始めごめんなさいしたのではないかと見られていたが、アニメ放送中のフィギュア発売は実現していない。過去には「版権元であるバンダイ以外からは立体物を出すことは事実上不可能」とまで言われていた仮面ライダーシリーズの『仮面ライダー龍騎』をその海外リメイク版である『仮面ライダードラゴンナイト』名義でfigma化し、シリーズ化販売したことがある(ただし、販売はアメコミや仮面ライダーの立体物を販売している大手メーカーのメディコムトイに委託するという特殊な形式での販売であった)。

実際、ドルフロのねんどろいどは中国大陸で販売・流通させているものをそのまま日本の本社が輸入販売するという形で展開しており、キャラクターの名称が簡体字中文表記、作品タイトルとロゴが『少女前線』のままになっている。おそらく販売が決定している同作のfigmaシリーズも同様の形で日本に展開することは可能と思われる。なお。、上海の現地法人開設以前から日本で展開していたmiHoYoの『崩壊3rd』のねんどろいどシリーズは、この逆のパターンである。

そうこうしている内に2020年となり、競合メーカーのHobbymaxがねんどろいどと同コンセプトの「MINICRAFT」でエンタープライズとベルファストを発売。グッスマは社内の謙属が足を引っ張ったせいで完全に商機を逃すことになってしまう。しかし、2021年8月25日からは閉店直前のグッドスマイル×アニメイトカフェ秋葉原でアズレンとのコラボイベントの開催が告知され、にわかに牙城崩壊の可能性が高まることとなった。

FREEingでの徹底パージ

グッスマが他艦船擬人化ゲーを徹底パージする姿勢は根拠不明の都市伝説レベルに留まらず、傘下ブランドのFREEingが製品化したアズレンの夕立やシグニットを自社のオンライン販売サイトでリストから完全除外しイベント出展時もわざわざ別ブースに隔離して販売すると言う、あたかも【何か】に怯えているような対応を取って来たことが大きな根拠とされている。そのため、立体物趣味者の間では「KADOKAWAの圧力」説や「社内の謙属がアズレンの製品化提案を潰し回っている」説が公然と飛び交う状況であった。

他艦船擬人化ゲー立体化解禁

そして2022年4月、これまで「不可能」と目されていたアズレンからラフィーのねんどろいど化が発表され、艦これ界隈のみならず艦これに詳しくない立体物趣味層からも「グッスマ陥落」の報は一様に驚きを持って受け止められた。その後、5月には大陸版5周年で綾波とユニコーンのねんどろいど、さらには信濃と鎮海、カリブディスと3点のスケールフィギュア発売予定が公表されて計6品目となり、それまでのスルーぶりが嘘のような手のひら返しを炸裂させている。

長年にわたり他艦船擬人化ゲーを一切無視し続けて来たグッスマが何故このタイミングでアズレンの立体物解禁に踏み切ったのかについては、主に以下の3通りの説が取り沙汰されている。

物量失脚でKADOKAWAの圧力が無くなった
艦王の対KADOKAWA関係も参照
2021年6月に艦王の後見人的な立場であった前KADOKAWA副社長の【物量】こと井上伸一郎が退任(事実上失脚)し、界隈で公然の秘密のように語られて来た「KADOKAWAの圧力」が消滅したというもの。ただ、現実にKADOKAWAがアズレンを名指ししてグッスマに圧力を懸けていたのかは(角川圧力発言騒動のような傍証は多少あるにせよ)懐疑的な見方も存在し、実際はライセンス担当者が「【あの人】が臍を曲げたら面倒臭いから競合タイトルの取り扱いは控えていただけませんか」とサジェストしていた程度だったのではないかとする説もある。
いずれにせよ、物量の失脚直後には艦これにとって長年のプロパガンダ拠点であったコンプティークを追い出されたのを始めいくつか社内のパワーバランス変化と見られる兆候があり、前述のコラボカフェもまさしく失脚人事の直後だったことを考えると「物量が執行部を去った後のKADOKAWAの出方を見る観測気球だったのでは?」と解釈することも一応可能ではある。
社内の謙属が人事異動で外れた
グッスマ社内には全盛期から艦これ贔屓のモデラーが徒党を組んで在籍していたことは有名で、そうした経緯から社内でも謙属が幅を利かせて他艦船擬人化ゲー(事実上アズレン1作)の製品化提案を徹底的に握り潰して来たのではないかと疑われているが、その謙属が人事異動(ないしはKADOKAWAと同様に社内のパワーバランス変化)で権勢を振るえなくなった結果ではないかとする見方。
単に艦これ製品が売れなくなった
業界内でもグッスマとは正反対、つまり艦これ全盛期に多くのメーカーが立体物を出していた中でも一切ノータッチを貫いていたアルターはアズレンの立体物を精力的に発売してヒット連発となっている。そうした事情も手伝い、グッスマの方針転換も一部では「時間の問題」と見られていただけにFREEingを巡る不自然な動きはあったにせよ「KADOKAWAの圧力」や「社内の謙属によるパージ」よりも単純にこの見方が正しいのかも知れない。

反響

信者界隈では予想通りと言うべきかいつものムガール大発狂modeでニコニコ大百科の掲示板を始め至る所で暴れ回っているが、それほど勢いは強くなかった。

ところが、22春イベ開始直前にラインナップが大量追加されたあたりからは、アズレン側で同時期開催となったイベントでJ級2隻が登場したことも手伝ってか特濃信者のムガールが激化し「コノウラギリモノガー」と荒れ狂って攻撃をヒートアップさせている。

備考

上記のような経緯から一部で誤解されているが、グッスマは別にKADOKAWAグループ傘下の企業ではない。KADOKAWAは独自にKDcolle(カドコレ)と称する自社タイトル中心の立体物ブランドを展開しており、一部のキャラクターモデルではグッスマとの競合も発生している。なおKDcolleにおいてはいかにも「艦これのために立ち上げた」かのような名前にも関わらず艦これ関連の製品はただの一度も発売したことが無い。

出典・脚注

  1. 特に「本社組」と呼ばれる角川書店ブランド。アズレンを日本上陸直後に猛プッシュしていた電撃(旧アスキー・メディアワークス)系や、情報誌として最低限の記事程度は取り扱って来たファミ通が合流した子会社のKGLは含まれない。