C2プレパラート(C2機関)の『野菜娘』商標侵害事件

2021年9月25日 (土) 09:48時点におけるMinatoku1-2-1 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎問題発覚)

DMMとC2機関の農業プロジェクトでの『野菜娘』商標権侵害事件についての情報。
商標法違反は犯罪です。

最初にまとめ

  • 担当者は個人として商標法違反の可能性、示談が成立すれば減刑か回避。
(「侵害した」と認められた場合、第78条/10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはこれらの併科。「侵害したとみなされる行為をした」と認められた場合、第78条の二/5年以下の懲役または500万円以下の罰金)
  • 法人としては商標法違反の可能性、示談が成立すれば減刑か回避。
    (第82条の一/3億円以下の罰金)
商標法は非親告罪なので、民事では許されても、警察に通報されて刑事事件として追求される可能性があります。通報は誰でも匿名で行うことができます。
「可能性」とついているのは、犯罪は成立しているものの、民事裁判を起こすかは株式会社技術経営機構(株式会社Greenway)、刑事事件として扱うかは警察・検察が決めることだからです。
  • 商標法は故意だったか、過失だったかは関係ありません。侵害行為自体が過失として扱われるので、「知らなかった」は理由になりません。
  • 株式会社C2プレパラート、DMMグループ各社は、他人の商標を侵害していないか確かめましょう。
別に商売をするなとは言わないので、やらないといけないことはやりましょう。
  • 商標権侵害行為は犯罪です。後付けで了承を得ても、既に行った犯行は消えません。

きっかけ

2021年8月17日にDMMとC2機関公式アカウントが同時に「プロジェクトが始まる」と告知を開始。 多くの人が「またわけのわからないことをはじめたよ」と冷ややかな視線で様子を見守っていた。

そして2021年8月31日「やさいの日」、DMMとC2プレパラートは、合同で新たなプロジェクトを立ち上げると正式に発表、公式サイトを立ち上げた。

そのサイトを確認したところ、早速致命的な問題が見つかってしまったのである。

発覚までの流れ

2021年8月31日まで

2021年8月17日、C2プレパラート・C2機関は、DMMグループと合同で新たなプロジェクトを立ち上げるとTwitterで発表し、テイザームービーを公開した。

https://twitter.com/C2_STAFF/status/1427516640367763460

C2機関@C2_STAFF 8月17日
令和三年2021年秋より開始予定、C2機関とDMMさんのゲームではない協同プロジェクト!
美味しくて素敵な国産野菜の世界を、皆さんと共に!
せっかくなのでティザーPVも公開します!どうぞっ!
https://yasai.dmm.com
#ゲームではない新プロジェクト #DMM #C2機関

https://twitter.com/C2_STAFF/status/1427513039973089280

C2機関@C2_STAFF 8月17日
皆さん、お疲れさまです! この秋より、C2機関はDMMさんの力を借りて、ゲームではない協同プロジェクトも展開予定です!
全国の美味しい野菜をご紹介、お届けするための新プロジェクト。美味しくて素敵な野菜の世界を、ぜひ皆さんと共に。少しだけ…お楽しみに!
https://yasai.dmm.com
#DMM #C2機関

同じタイミングでDMMも公式Twitterで発表した。

https://twitter.com/DMM_com/status/1427514665035173888

DMM.com@DMM_com 2021年8月17日
本日公開したこちらのページで、#C2機関 (@C2_STAFF)×DMM Groupでの新たな取り組みを発表しました

https://yasai.dmm.com

詳細はまた後日発表!それまではこちらのPVもご覧ください!


しかし周知のように、[[田中謙介>艦王(人物紹介)]]は公式Twitterにも関わらず、気にいらないユーザーをツイッターブロックしているため、C2機関アカウントで情報を閲覧できない人が大量に発生。
DMM側のツイートに「ブロックされていて見られない」「田中謙介を何とかしろ」という苦情が寄せられる事態となった。
「そんなことより先にゲームを何とかしろ」というレス。
「次は何の犯罪に違反するつもりですか?」と今後を予言するようなレスもあった。


何とも幸先の悪いスタートである。

2021年8月31日

「やさいの日」であるこの日、DMMとC2プレパラートは、合同で新たなプロジェクトを立ち上げると正式に発表、公式サイトを立ち上げた。 本企画はC2機関が企画開発し、DMMグループが提供するということになっている。

DMM×C2機関 新プロジェクト始動
https://yasai.dmm.com/

公式サイトはDMMのサブドメインとなっている。
その割には、事前告知に協力してくれていたDMM公式ツイッターは正式発表の日には沈黙。
DMMのプレスリリースにも情報は掲載されていない。

(なぜか掲載していない)DMMグループのプレスリリース
https://dmm-corp.com/press/

その結果、正式発表はC2機関公式ツイッターのみで行われることとなった。

https://twitter.com/C2_STAFF/status/1432645972421607426

C2機関@C2_STAFF 2021年8月31日
ヒトキュ―マルゴー!皆さん、お疲れさまです!

C2機関は本日、「艦これ」今季夏イベの拡張作戦及び同新艦娘の実装を完了!さらに、DMMさんと新しい野菜プロジェクトの第一弾を発表しました!こちらもよろしくどうぞっ!
https://yasai.dmm.com/
#C2機関 #DMM #農業プロジェクト#国産野菜 #万願寺愛

サイト内では『C2機関は、美味しいもの・素敵なもの・覚えていたいものをコンテンツを介して提案していくスタイルの新しい企画制作スタジオ』と自称している。
しかし「カレー機関」の惨状、[[神戸牛商標権侵害事件>カレー機関/神戸牛商標権侵害事件]]、[[パン食品表示法違反事件>カレー機関/グッズ/パン食品表示法違反事件]]と多数の前科持ちであることから、5ちゃんねる愚痴掲示板住人のみならず、信者wikiの愚痴掲示板住人、散々な状況であるゲームの開発・建て直しに専念してほしいという信者たちからも評判は悪く、反応は芳しくなかった。

メディア掲載

普段、C2プレパラートの企画なんて見向きもしない各メディアだが、今回はDMMグループが絡んでいることから複数のメディアが取り上げることとなった。
以下に一例を挙げるが、やはりDMMは自社関連のメディア掲載実績としてプレスリリースに掲載していない。

電撃オンライン

キーワードは“野菜”…? DMMとC2機関がゲームではない協同プロジェクトを展開予定
https://dengekionline.com/articles/91988/

ねとらぼ(IT media)

DMM×C2機関、「艦これ」に続く新たなプロジェクト
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2108/17/news125.html

Yahoo! ニュース(ねとらぼの記事の転載)

DMM×C2機関、「艦これ」に続く新たなプロジェクト
https://news.yahoo.co.jp/articles/af9083dd4526f4b4ba5a8b278d77060b1d8e9144

(なぜか掲載していない)DMMグループのプレスリリース メディア掲載情報
https://dmm-corp.com/press/media/

問題発覚

公開して間もなく致命的な問題が発覚し、SNSで指摘されることとなった。
宣伝内のテキストに、他社の登録商標が含まれていたのだ。

https://twitter.com/Zanbot3Go/status/1432666102207705100
https://twitter.com/kinnikuzeiniku/status/1432670413209829379

登録5481035(商願2011-078059) 野菜娘\やさいっこ


商標出願が発覚

しばらく動きが無かった2021年9月21日、SNSから「野菜娘が商標出願されている」という情報が飛び込んできた。

https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/gameswf/1632198148/124

124名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ d793-yzNK)2021/09/21(火) 22:32:01.87ID:QAn44h1m0
C2が野菜娘の商標出願した模様

https://twitter.com/hisame/status/1440276131320451073?s=19

https://twitter.com/hisame/status/1440276131320451073

野菜娘を検索してて偶然見つけたんだけどC2プレパラートが野菜娘を商標登録出願してた。
出願番号2021-106997から2021-107006まで計10個。
https://t.co/NxsOvWdL2y?amp=1

これまでC2プレパラートは素人である自分達で登録業務をしていたが、今回は「特許業務法人井澤国際特許事務所」に業務を委託。
専門家を雇っての商標登録となった。
またゲームで稼いだ金が別のことに使われている。

出願申請日が8月27日であること、本命であろう第31類だけを避けて出願したということは、これは偶然ではなく「野菜娘が既に商標登録されていることを知っていて、意図的にやっている」ということの証と言える。
ウェブサイトに『野菜娘』の単語が入ったまま修正していないのも、故意であることが明らかになった。

野菜自体には使えないものの、他の部分を全部自分達で抑えてしまい、商標を乗っ取ってしまおうという意図が見える。
仮に現在の第31類の商標が切れた場合はすぐ申請して自分のものにする、他の人に先に申請された場合はTシャツなどの商品を出して「こんなに使用実績がある知名度の高いものなので、紛らわしい申請。無効!」としーらむちゃん問題で却下された理由を使う側になろうという魂胆も見える。
ヤクザがやっている地上げ屋かな?

商標登録の名義が「C2プレパラート」であることで、本企画・運営の主体はC2プレパラート(C2機関)で、DMMは恐らく決済などのお手伝い程度の役割であろうことも判明した。

https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/gameswf/1632198148/153

153名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ d716-W1il)2021/09/21(火) 22:55:17.26ID:yGlioJuy0
野菜娘(31類/ヤサイムスメ,ヤサイッコ)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2011-078059/45C17872455FF64C1864E64B18D352D5CFD49C58F6471DD2F1AA4BC5C9FF1AA0/40/ja

C2の出願(個別に出願したのは「刊行物等提出書による情報の提供」による妨害をしにくくするため?)
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-106997/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第9類 野菜娘
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-106998/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第21類 野菜娘
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-106999/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第25類 野菜娘
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-107000/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第28類 野菜娘
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-107001/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第29類 野菜娘
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-107002/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第30類 野菜娘
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-107003/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第32類 野菜娘
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-107004/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第9類 万願寺愛
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-107005/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第25類 万願寺愛
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/TR/JP-2021-107006/A27746271658E527515D86EC79FE78D27ED5F7AEEB316AAECD35F4D6811755B3/40/ja 第28類 万願寺愛

この商標登録申請に対して「おかしいのではないか?」「実際に使っている様子をみると野菜の擬人化でしょ? 結局野菜じゃない」などと思う人は、「刊行物等提出による通知書」で誰でも意見を送ることができる(権利者ではない第三者でOK)。
匿名での連絡も可能となっているし、実名と住所を記載して送った場合は「情報を審査で使用したか」をわざわざ連絡してくれる。
特許庁のウェブサイトにフォーマットがあるので郵送で送るなり、専用ソフトウェアを使用して送るなりすればよい。郵送料や通信量を除き、意見を送ることに料金はかからない。
下の書き込みには「公告されたら」と書いてあるが、経過情報がまだ登録されていないだけで公告は行われているので、いつでも送って良い。

https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/gameswf/1632198148/182

182名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ d716-W1il)2021/09/21(火) 23:07:54.12ID:yGlioJuy0
今回の商標登録が公告されたら、
「刊行物等提出による通知書」を俺らが出してやればいいんじゃない?
出すだけ出して、あとは特許庁の審査官にお任せすればいい

特許庁 情報提供を行う際の手続
https://www.jpo.go.jp/system/patent/shinsa/johotekyo/jyouhou_02.html

現在の状況

DMMグループもC2機関も沈黙しており、この問題には触れていない。
そもそもこの企画について、続報を一切発していない。

このC2機関twitterアカウントを管理し投稿しているのはC2プレパラート・C2機関代表取締役の艦王である。 しーらむちゃん問題でのフリーライド、神戸牛商標権侵害事件での商標権侵害、パン食品表示法違反事件での法律違反など、様々な件でコンプライアンス遵守の意識がないと批判されたのに、何も学ばなかったらしい。

田中謙介の行動パターンとして、「言い逃れができないほど致命的な大問題」に直面した場合、しらばっくれて何も発言しなくなり、追及してきた人はツイッターブロックして、自分を擁護してくれる都合のいい世界に引き籠るという傾向がある。

「専門家に依頼したので、今に見ていろアンチども」と腕組みをしながら様子を見ているのかもしれないが、綺麗に第31類を避けているのは失笑でしかない。

この商標の使用状況について

株式会社技術経営機構という会社は、現在は存在していない。
まず株式会社技術経営機構、株式会社Greenway、サンアイフーズ株式会社という3社が、株式会社技術経営機構を存続会社として合併を行った。
https://www.kensin-gunma.com/news/1492/
後に株式会社Greenwayに社名を変更するとともに、本社移転をしている。

これが
こうなって
いまここ

データ上の登録商標の会社名は株式会社技術経営機構となっているが、現在の保有会社は株式会社Greenwayとなる。

では、どちらの社名でもいいので、使用実績がないかと探してみると、社名変更・ウェブサイトリニューアル前に昔使っていたのであろうサイトの断片が見つかる。 URLを見ると(2.こうなって)のところとドメインが一致している。

植物工場 野菜娘 ®やさいっこ
http://www.jetojp.sakura.ne.jp/hosts_TMO/www.tmoi.jp/html/yasai.html?s=09
植物工場システム
http://www.jetojp.sakura.ne.jp/hosts_TMO/www.tmoi.jp/html/koujyou.html
(このページの下部に、「やさいっこ」というラベルの付けられたレタスがある)

昔は確かに使っていたのだ。
現在どうなっているのかまではわからないが。

商標権的問題

抵触するのか

株式会社技術経営機構の登録は31類(野菜など)である。 そして今回のプロジェクトは野菜であり、その野菜を擬人化して野菜娘というキャラクターを作っている。 どちらも野菜に関することであり、『類似』として抵触する可能性は高い。

特許庁 商標権の効力
https://www.jpo.go.jp/system/trademark/gaiyo/seidogaiyo/shotoha.html

商標を取り消すことはできるのか

商標法では以下の通り定められている。

商標法 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=334AC0000000127

第五十条 継続して三年以上日本国内において商標権者、専用使用権者又は通常使用権者のいずれもが各指定商品又は指定役務についての登録商標の使用をしていないときは、何人も、その指定商品又は指定役務に係る商標登録を取り消すことについて審判を請求することができる。
2 前項の審判の請求があつた場合においては、その審判の請求の登録前三年以内に日本国内において商標権者、専用使用権者又は通常使用権者のいずれかがその請求に係る指定商品又は指定役務のいずれかについての登録商標の使用をしていることを被請求人が証明しない限り、商標権者は、その指定商品又は指定役務に係る商標登録の取消しを免れない。ただし、その指定商品又は指定役務についてその登録商標の使用をしていないことについて正当な理由があることを被請求人が明らかにしたときは、この限りでない。

直近3年間の利用実績がない場合で、なおかつ利用していないことの正当な理由を明らかにできない場合は、誰でもその商標登録を取り消す審判を起こすことができる。
基本的に特許庁で口頭で争うことになるので、審判を起こしたからといって、必ずしも取り消せるというわけではない。

違反した商標を取り消してしまえば無罪になるのか

第五十四条 商標登録を取り消すべき旨の審決が確定したときは、商標権は、その後消滅する。
2 前項の規定にかかわらず、第五十条第一項の審判により商標登録を取り消すべき旨の審決が確定したときは、商標権は、同項の審判の請求の登録の日に消滅したものとみなす。

商標権が消滅するタイミングは、審判の請求の登録の日である。
2021年8月31日~審判請求登録日の期間に関して言えば、仮に取消成功できたとしても、商標侵害は成立している。
現在の商標登録は2022年春に有効期限を迎え、更新をしなければ切れるのだが、その場合でもそれまでの期間は侵害をし続けたという事実は残る。

侵害者に侵害についての故意または過失があったかは関係ない。
『侵害者の故意・過失については、侵害行為について過失があったものと推定する』とあるので、「知らなかった」という言い訳は認められず、知らなかったこと、確認不足が罪になる。

商標権侵害への救済手続
https://www.jpo.go.jp/support/ipr/trademark-kyusai.html

既に詰んでいる。
しかし、専門家に依頼しての商標出願を行ったことで、大逆転を狙っている模様が明らかとなっている。

総括

なにはともあれ、まずは侵害の事実を認め、素直に謝ることが重要です。
このまましらばっくれるのであれば、侵害に気づいても故意に無視・状況を放置したということになり、一層立場が悪くなります。

また、ウェブサイト内に自分たちの連絡先をきちんと明示しましょう。
苦情の受付先がないだけでなく、「コラボをしたい、取り扱ってほしい」という要望を受け付ける窓口がありません。

では最後に、過去にDMMおよび艦これ運営が同様の事例に接した際、当事者と相手がどのように動いていたのかを確認してみましょう。

C2プレパラート(C2機関)の代わりにDMM(後のEXNOA)が様々な商標を登録していた頃、ゲーム中に出てくる『艦娘』という単語を商標登録していたところ、株式会社Yostarがゲーム「アズールレーン」を紹介する生放送中で『艦娘』という単語を使用したことで、DMMが激しく反発した時の様子です。

今回と比べると、まず野菜に関する造語を商標登録している会社(株式会社技術経営機構/株式会社Greenway)があり、後発の会社(DMMおよびC2プレパラート)が野菜の宣伝中でその造語を使用したという状況であり、ほぼ一致しています。

DMM GAMES「他社ゲームの宣伝に『艦娘』使われた」 声明を発表
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/01/news093.html

DMM GAMESは声明で、「艦娘」の呼称が使われたゲームの名指しは避けているが、「アズールレーン」を指しているとみられる。同社は「当該ゲームは、弊社及び、弊社が運営・配信している『艦隊これくしょん -艦これ-』とは一切関係ない」とした上で、「『艦娘』は、艦これのキャラの呼称として創作した造語であり、艦これにとって極めて重要な要素」「DMMグループは『艦娘』を商標登録している」と表明している。

他社の商標「艦娘」、宣伝番組で誤って使用 「アズレン」運営が謝罪
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1806/04/news054.html

同社によると、問題の原因は「監修時のチェックミス」。他社の商標は使わないよう努めていたが、運営体制の変更などで今回の事態が発生したという。「スタッフにおける商標法の順守などに関するコンプライアンスに関する意識が徹底されていないことも認識している」とし、担当者に注意するとともに、社内にて関連法規の周知を徹底するとしている。
また、「外部制作の広告素材に対して担当者による二重チェックの体制が十分機能していなかった」とし、広告素材のチェック体制の徹底と、作成・確認時のチェックリストの作成を行って再発防止に努めるとしている。

本件に関する確認・通報先

  • 特許庁 商標制度に関するよくある質問

https://www.jpo.go.jp/faq/yokuaru/trademark/shouhyou_seido_faq.html

  • 特許庁 自らの商標を他人に商標登録出願されている皆様へ(ご注意)

https://www.jpo.go.jp/faq/yokuaru/trademark/tanin_shutsugan.html

  • 特許庁 政府模倣品・海賊版対策総合窓口

https://www.jpo.go.jp/support/ipr/

  • 警視庁 事件・事故に関する情報提供

https://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anket/jiken_jiko.html