13夏イベ

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2013年8月1日から始まったイベント。タイトルは「南方海域強襲偵察!」。この頃はまだマップ名が「限定第○海域」といった名称になっており、特定の地名や戦場を匂わせるような言葉が使われていなかった。また、このイベントで味方潜水艦が初実装される。

下記の外部リンクも参照。

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イベント概要

イベント内容自体は当時実装済み範囲の通常海域と同等かその延長といった程度の難易度であったが、当時はまだ中破轟沈説が主流だった為、強敵ひしめく中で思ったように攻略が進まない人が多くいた。

前回の13春イベでは予めマップ説明で「○○を何体入れた艦隊を編成せよ!」といった感じで編成制限はされていたが、ボス自体には確実に辿りつける(というか基本的にマップが一本道だった)ので、指定された範囲の制限をこなしつつもとりあえず突破出来る編成を自然と作ることができていた。しかしこのイベントでは有利なルート進行の可否に関係なくどんな編成でも出撃自体が可能であったため、前回のイベントと比較すれば「編成制限無く出撃可能」であり、一見「あなただけの無敵艦隊を展開可能」のように見えた。

しかし実際には、分岐条件の中に当時から「お荷物ユニット扱い」だったキャラを一定数入れないと最短ルートを逸れる&寄り道ルートに入るなど、意図的に艦隊を弱化させないと逸れまくるといったサイレント編成制限が組み込まれていた。特にE3以降の「敵編成の強さ」と「開発の想定内の編成以外は大幅に寄り道させられる仕様」「当時はまだ轟沈条件が確実に解明されておらず、中破轟沈説が主流だったこと」「それなりのスピードのゲージ回復」などが相まって、壊滅的な進行速度をマークした。

最終的にイベント終了後のインタビューにて、クリア報酬の「大和」取得率(≒イベント突破率)が5%であると発表。しかも、あろう事か艦王はこの数字について「取らせすぎた」と認識していた形跡があることをうかがわせる[1]。当時は【大正義艦これ】の波と言論封殺の流れがあったため、表立って問題として取り上げられる事は無かったが、水面下で確実に不平不満が蓄積していった。

なお、[[Media:Z5d8JvE.png|別のインタビューでは「入手者は1万人規模」と言われていたり]、「公式が2万人前後と言っていた」とする説もあったりして、実際の所正確な数値は不明。
当時イベント開始時点ではユーザー数が30万超(20万程度とする説もある)、終了頃には50万超とされていた事も付け加えておく。

※一応、開始時点の総ユーザー数を基準にすれば「1万人規模」の範囲内でも5%前後にはなる可能性はある。ただ少なくとも言える事は、取得率はよくて10%という事である。

このイベントの約1ヶ月半前に北上型2隻の改二が実装されていたこと、イベントで味方潜水艦の実装された事とそれに伴い開幕雷撃の実装がされた事と時を合わせるかのように、甲標的装備による開幕雷撃が実装されたことなどが相まって、このイベント以降長らく北上型二人が猛威を奮う事になる。

マップ紹介

ぶっちゃけると「最近と比較すれば格段にぬるい」というか「最近のイベントが格段にマゾい」。

E1

道中に中型艦のeliteが旗艦として出てくる。ただしボス前に気持ちちょっと強い編成が待ち構えているといった程度で、戦闘自体は特にこれと言って問題なく進行可能。

1戦目後にルート分岐があり、いずれもボス4戦目である事は変わりないのだが、編成次第では「道中で燃料が拾えるが敵が少し強いルート」と「道中が1マス潜水マスになっている為弾薬マイナス補正なしでボスと戦えるルート」の2通りに別れる。

ボスは旗艦の「潜水ヨ級elite」も含めて3~4隻の潜水艦とその他色々な艦が入っている。潜水特化で戦いたい相手ではある中でタ級が混じる編成もあるのだが、単横か梯形でしか来ない為言うほど大ダメージを被る事はない。また、陣形による回避率盛りについても、現在主流のE1潜水ババァと違い「1回当たれば倒せる相手」である上「ザコである事に変わりはないので回避が誤差の範囲」である点から「対潜攻撃の仕様さえ分かってれば普通に越せる」非常に簡単な相手であった。

ちなみに、ボス直前に(固定可能であるか不明なので恐らく)ランダム分岐が設定されているので運が悪いとここで詰む。ハズレの先に家具箱(小)のマスがある。一応ボスに行きやすい条件もあったらしいのだが詳細は不明。

クリア報酬は「伊168」。潜水艦の仕様がイマイチ分からず、いきなり轟沈させた人が現れたりもした。

E2

この海域から中大型艦のeliteが増えてくる。この時点ではまだ通常海域2-4ほどきつくは無かったが、ルートによってはボス戦以上に苦戦を強いられるガチ水上編成が待ち構えていたりしたので、そこそこ事故が発生した。

編成次第では「水上艦隊→潜水艦隊→燃料うずしお」の道中2戦+弾薬フルでボスと戦えるルートもあったのだが、潜水艦隊が出てくる事に加えてハズレマスとの分岐があったため、戦闘回数は多いものの確実にボスに行ける別ルートを行く人が多かった。より確実にボス確定ルートへ進む条件として水上機母艦(当時は千歳・千代田しかいなかった)が絡むとも言われていたが、別に入れなくても問題ない(お祈りが必要となるほどではない)程度の難易度だったのでストレスは比較的マシな部類である。

ボスは「南方棲鬼」。耐久は若干高め&装甲は高めだが普通に攻撃が通る程度であったこと、敵編成もまだそこまでキツくなかったことなどもあって、そこまで難しいボスでは無かった。つーかハイパーズが使えた時点で察しろ。これ以降のボス戦では「伊58」と「熊野」がドロップするようになった。

クリア報酬は「三式水中探信儀」「33号対水上電探」とダメコン2種。
ちなみに、これ以降の海域ではハズレ&寄り道ルート以外では潜水艦に遭遇しない。つまり貰ってもイベント中は役に立たない。あのさぁ…

E3

ここから敵が割とガチになる。「道中に必ず大型flagshipが編成されている戦闘が2回ある」上に陣形も割と遠慮が無くなること、更にはこのマップのルート分岐条件にflagshipの攻撃1発でほぼ確実に中大破する駆逐艦を編成しなければならないことなどが相まって、思ったように進行出来なくなり始める。

こちらもガチ編成で行きたいところだが、ある程度決まった編成を組まないと戦闘3回+弾薬うずしおで大きく寄り道させられた挙句、ボス到達時にはどうあがいてもほぼ弾薬が空っぽの状態で戦わされるといった仕様になっていた為、多くのprayerを悩ませることになった。ぶっちゃけ道中2戦の最短ルート以外選択肢はなかったわけだが。なお、ボス前にルート分岐を3つ用意するという徹底的な簡悔振りで、ルートを逸れて突破出来ないprayerのストレスがかなりヤバい領域に到達していた。

ボスは「南方棲戦鬼」。何故か装甲が10に設定されていた為、ボス自体は激烈に軟かった模様。ちなみに、直前のE2ボスの「南方棲鬼」の装甲が90・E4ボスの「南方棲戦姫」が装甲120であったため、100か110にしようとしてタイプミスした疑惑がある。ちなみにこのボスの耐久及び装甲の値は、ハイパーズの開幕魚雷1発で確定中破・2発目で確実に死ぬ数値だった。

ぶっちゃけ、この辺のバランスはいかにして北上型二人をボスまで無傷で運搬するかゲームと化している

突破報酬は「鈴谷」。

E4

ルート自体は単純だが開幕2戦にババァ配置。「中破轟沈説」と合わさる事で究極の地獄が展開した。

駆逐艦を一定数入れる事で、この2戦を越えた後に(相対的に)楽なルートに入る。入れないと燃料うずしお+flagヨ級率いるお仕置き艦隊[2]+終わった後にボス前ハズレ分岐という、「駆逐艦を入れると楽」ではなく「駆逐艦を入れないとダメ」という内容となっていた。

ボスは「南方棲戦姫」。上記を祈祷力で越えてきた上で、「護衛要塞だらけで輪形陣」のアタリと、「単縦&複縦にflagタ級が2隻混じる(大)ハズレ」のお祈りをやらされる。一応姫でも何でもない相手な上にハイパーズもいたので、開幕で2隻を撃沈or瀕死に追いやった上で、夜戦で必殺の二撃をかませる可能性が十分にあったため、最近のように極限まで祈祷力を要するという事は無かった。が、ゲージ削りの労力とゲージの回復で焦らされる上に「中破轟沈説」もあって、もう大半の人は「進められる気がしない」状態に陥ってしまった。

そんな中、このイベントで新たに追加された潜水艦が注目される事となる。

「中破轟沈説」が叫ばれていた時期ではあったが、この頃既に「旗艦は轟沈しない」という仕様が広く知れ渡っていた事もあり、「弾薬燃料消費も少なく、ダメージを食らっても即復帰可能な低コストである潜水艦を単艦で突撃させてゲージを削る」という荒業に乗り出す輩が登場。その後クリア出来そうなくらいまでゲージを削ったらガチ艦隊でボス撃破するといったやり方でイベントクリアした人がそこここで現れた。 なおやり方を鑑みれば分かる事だが、この方法自体は楽な攻略法では無い。やろうと思ったら平均10時間以上とられる(しかもゲージ回復があるのでヘタに間を空けられない)方法であったということを併記しておく。

ちなみに、この方法は後の大和取らせすぎたインタビューにて「想定内」「抜け道」と言われていた。削れても微量でかつペースが安定しないルートを10時間以上連続で走り続けるのが【想定内】とか嘘やろ。

E4突破報酬は「大和」。但しキャラとして入手出来るのは戦艦大和の進水日である8/8からとされ、それ以前にクリアしていた場合は「大和」入手待ち状態といった形で待つ事となった。
余談だが、この3ヵ月後に実装される事になる武蔵の時には、イベント開始日が丁度武蔵の進水日だったので待たされることはなかった。

その後の経過

  • この後、大和は「絶対に大和でないとダメだ」という場面を追加されることも無かったため、長らく演習でしか役に立たない「孤独なる演習の女王」と化した。
  • 潜水艦については使うことで当時の3-4をクッソ楽に突破可能であることが判明したためかなり重宝したのだが、これを想定外とした運営により下記の「潜水艦イジメパッチ」を適用されたことで評価が一転した。以降、新たなる可能性のために雌伏の時に入った。
  • 鈴谷と熊野は順調にエロ同人人気を獲得していった模様。

潜水艦イジメパッチ

田中「少し布陣を変えて、対応させていただきました」

イベント終了と同時に「旗艦大破時に強制撤退」「僚艦が旗艦をかばう」のシステムが追加された。更に、対潜性能が非常に高いflag軽巡・駆逐を追加されて通常海域のそこここにばら撒かれた。
特に当時の後半海域であった3-x・4-xはそこら中にこれらの潜水艦絶対殺すマンが追加されたりと、露骨な潜水艦へのムガりが観測された少しどころかとんでもなく変わっている件。
当時の通常海域は(x-5を除いて)司令部レベルによって敵編成が変わるといったシステムは無かったので、全てのprayerに等しくこの編成がぶつかってくることになる。

【鎮守府近海】から【#2-4海域】までの敵情は変化なし!

上記アプデ告知の項目の一つ。これと並んで「敵深海棲艦の電探が開発されました。」と言った内容の告知もしており、実際に敵flag戦艦に電探が追加された。ちなみにこの電探を追加されたflag戦艦は2-4にも出てきていたのだが、2-4までは変化なしだったらしい。嘘しかつけない病気かなんかなの?

自分らで作ったはずの内容を把握してなかったのだろうか。今でも把握してるとは思えない修正を加えられることが多々あるけれど

強くなって帰ってきた再生怪人

E2ボスの「南方棲鬼」とE4ボスの「南方棲戦姫」が19(H31)冬イベにて2体とも耐久と装甲を盛られた上で、深海水上レーダー(命中+24)を追加装備した状態で再登場した。この際、南方棲戦姫は5-5ボスにも設定されていたのだが、イベント用の強化個体とすり返られた(というよりは能力値を変更した同一の個体をイベントにも配置した形)。何で別個体にしなかったの?

これにより、19冬イベ実施中の5-5の難易度が跳ね上がったのだが、イベント終了後に編成が見直され、南方棲戦姫の性能は据え置きでエリート潜水艦がノーマル潜水艦に差し替えられた。それだけ?この後、期間限定の任務に「特定の条件下での5-5ボスS勝利」を要求する物が度々追加される事になる

2019年の節分の際には収集品の手に入るウィークリー(つまり単発ではない)任務が用意された。喧嘩売ってんのか。

なお、このイベント初登場ボスの中では、装甲10の南方棲戦鬼だけが何故かガン無視された。他のボスをステータス盛って再登場する事を許すんなら、こいつも本来想定していた値(かそれ以上)で再登場させてもいいはずなんだが?

脚注・出典

  1. この件につき、艦王自身が「大和を取らせ過ぎた」と発言したかのような形で引き合いに出されることが多いものの該当する発言のソースは確認されていない。当時コミッククリアで連載されていた原田将太郎『発令! 鎮守府通信』にそうした運営側の認識を示す描写があったとする説が提示されているが、作品自体が魚拓も無くWaybackにも捕捉されていないため検証不可能となっている。
  2. 開幕雷撃が飛んでくる上に、1/3くらいの確率で単縦で来る