13秋イベ
2013年11月1日開始。タイトルは「決戦!鉄底海峡を抜けて!」。 これ以降のイベントは具体的な海戦モチーフの名称を用いられるようになる。
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イベント概要
鉄底海峡の名の通り「ソロモン海戦」がモチーフのイベントなのだが、この頃はまだ通常海域と同様に固有名詞を微妙に捩ったマップ名が用いられており、「ソロモン」が「サーモン」、「ルンガ」が「ルンバ」などとなっていた。何にかは知らないけど、何かに配慮していたんやろなぁ…
この時点でかの悪名高き5-3が実装済みであったことと、具体的なモチーフを示したイベントであったこと、更には前回イベントの話や個人垢からの仄めかし告知の数々などから、この時点から「史実に即したキャラを編成に要求されるのではないか?」と警戒されていた。その警戒は現実のものとなり、実際に編成次第でルート進行に多大な影響を及ぼすこととなった。また、ほぼ全編夜戦であるマップが3つ用意されていたりする。開発的には5-3が相当お気に入りだった模様。
この頃は未だに「中破轟沈説」が残っていたのだが、この少し前から懐疑的な意見が増え始めていた。更に今回のイベント後半部(ぶっちゃけE4)辺りから「もう中破とか言ってられねえ」レベルの状態に陥っていたので、無理矢理中破進軍した結果「中破では(ほぼ間違いなく)轟沈しない」という事実が広く知れ渡ることになった。但し「赤疲労中破轟沈説」はまだ残っていた。ちなみに、現在では赤疲労でも中破以内ならば轟沈しない事が判明している。
マップ自体のふざけた構成と、この時の運営側の舐め腐った対応などが今なお話題に挙がる事があったりと、ある意味艦これ最初のターニングポイントとなったイベントである。
マップ紹介
E1
道中は基本的にelite旗艦+ザコ編成で攻略には全く問題がなかった。2個目の分岐で「何も無いマス」「戦艦入りの編成が待ち構えているマス」「ボスに行けないマス」の3分岐が用意されていたのだが、艦隊を高速統一する事でハズレのマスを確実に回避可能であった。
ボスは「ル級elite」。オトモがelite軽巡1と残り全部クソザコ駆逐という構成だったため負けるほうが難しい。
突破報酬は「伊19」。
E2
夜戦マップ。但し5-3のようなクソをクソで塗り固めたかのようなクソマップではなかった。
少しでも重い編成にすると強めの敵が待ち構えているルートに突っ込まされるのだが、CIや連撃が使えない敵が旗艦に据えられていたりと言ったことが多く、ガチ編成でのゴリ押し攻略が可能。
ボスは「泊地棲鬼」。お供が強くない事と連撃かCIが刺さればワンパン可能な耐久と装甲だった事とが相まって、そこまでお祈りは必要ない。夜戦開始ボスのみ一定条件を整えると昼戦に移行する仕様もあったため、開発想定内の比較的優しいルートよりもその仕様による更なる追加攻撃も見越したガチ編成で来た方が楽に突破可能だったという珍しいマップ。ぶっちゃけ調整不足な気がしなくも無い。
突破報酬は「能代」。
E3
敵がかなり強くなってくる上にこれ以降ゲージが時間で回復する。しかしE3自体は正規空母の編成がマップの分岐条件にあったため、そこまで深刻な状況になるマップではなかった。
ボスは「装甲空母姫」。お供の強弱の差が激しいので出る編成次第ではかなり苦しくなる事もあったが、まぁハイパーズもいたしねぇ…
突破報酬は家具職人とダメコン2種、そして「53cm艦首(酸素)魚雷」。長らく水雷戦隊必携の一本となる。艦首魚雷なのに水上艦が装備できる。まぁ潜水艦が水上艦用の連装魚雷撃てたりするし今更だな微差栗。ちなみに、「阿賀野」がドロップするようになっていて、ドロップ可能性のあるマップがここ以外軒並み安定しない糞か微妙に糞であった為、ここで掘る人が多かった。
E4
夜戦マップ。13秋イベと言ったらほぼ必ず話題に挙がるマップで、道中の重巡や戦艦らにCIや連撃をガンガンぶっ放されて道中大破撤退しまくる、ボス前分岐からのお仕置き部屋、そしてゲージ回復とが合わさって出撃回数がとにかく嵩む内容となっていた。
また、1戦目の編成の中に旗艦にflagリ級が添えられている編成が存在しており、この編成を引くとこちらの1発目の攻撃でこいつを倒せないと高確率でCIをぶっ放されていきなり大破撤退させられるといった事も頻発した。そしてそれを揶揄したAAが誕生(正確には既存のAAのセリフを差し替えただけの代物)した。
キラキラつけたか?ヘ(^o^)ヘ シャッ |∧ 22inch魚雷後期型 / / 陣形変えたか? (^o^)/ シャッ /( ) 22inch魚雷後期型 祈りは済んだか? (^o^) 三 / / > (\\ 三 シャッ < \ 三 8inch三連装砲 \ (/o^) ドドーン ( / 残念wwwまた来てねwww / く
この道中突破が苦しくなったあまり、拾い物のレベル1艦をデコイにして無理矢理進軍する、いわゆる「捨て艦戦法」が流行った。
当然艦娘がただのデータではなくなってしまっている提督様達から非難を受けまくった挙句、「【轟沈】を【アナルバイブ】に言い換えようぜ」などといったわけの分からない流れが発生したのだが、この後【アナルバイブ】の使用率がやたらと高かったあたり、コミュでギャーギャー喚いたり不快な言い換えを考えていた連中も大半が捨て艦戦法を使っていたようである。
ボスは「飛行場姫」。初登場の陸上型であり、ダメージ計算時に雷装値が省かれる&魚雷による攻撃の標的に選ばれず、選ばれた場合にはヒットエフェクトは出るが無効化されるといった仕様になっていた。上記の道中の地獄とボス前お祈りランダムを越えた先に夜戦開始のこんな奴がボスとして配置されていたのではたまったものではない。
しかしどこからともなく「三式弾に特効がある」という話が流れ始める。一応イベント前から「三式弾で陸上基地を攻撃した記録があるから~」的な話は流れていたため、とりあえず作っとくか?的な流れはあったのだが。で、この三式弾装備による効果は、検証(・解析・リークのいずれかは不明だが)により飛行場姫攻撃時に火力に2.5倍の補正がかかるというものであった。これは火力が100に達していれば連撃構成で当時の夜戦キャップに到達するという破格の補正であった。
金剛型が余裕でこの条件を達成可能であった上に、一番楽でかつ最短ルートを進行する上で必須であったことと、三式弾は重巡洋艦(航空巡洋艦含む)も装備できたため、攻略は金剛型2隻と用意できる限りの重巡洋艦に砲2個とそれを阻害しない範囲の装備、そして三式弾を持たせて後は祈るだけという状況に陥った。
①雷装無効→魚雷の絡む構成の意味がない ②三式弾の補正がバカ高い→主砲CIまで組む必要は無い ③当時は自由に運を上げる手段がなかった→発動率の高い構成が欲しい
こういった事情もあり、これらの要求を全て兼ね備えた連撃構成が好まれた。当然「三式弾無いよ…」と言った提督様には「作ってない奴が悪い」の大合唱が巻き起こったが。
ただここまで条件を整えてもそもそもボスを狙ってくれない[1]ことが多く、狙ってもかばうシステムに阻まれてボス撃破できず、お供が全力の連撃で沈んでしまい昼戦移行せずにそのまま終了[2]といったことも頻発した。
編成によっては2・3隻目が連撃やCIを繰り出してくるタ級elite&flagshipの場合があり、こいつらを大破か撃沈しないとこちらの4隻目以降の攻撃が不発に終わる。逆に弱い編成を引いたとしても連撃不発でも無傷からワンパンする可能性が高い敵であるために昼戦移行が難しい。よってどのパターンの編成が来たとしても分の良い戦いが出来るわけではなかった。また昼戦移行が出来たとしても、当時の昼戦火力キャップが150である中でボスの装甲は140あったため、夜戦で撃破出来ないと相当に厳しい状況である事には変わりない。それならばと昼移行時のフォローのために決戦支援を出すも、上記の通り昼戦への移行は完全に運であるため空振って燃料弾薬だけ消費するという事例も多数あった。
とにかく安定性からは程遠いボスであり、最終的にはトチ狂ったあまり、昼戦の航空攻撃をしのぐためだけに空母を連れていくという暴挙に出る者も現れた。
道中やボスなど何やかんやあって、クリアには大体8時間~最悪10時間越えのぶっ通しプレイが推奨されていた。アホかよ。なお、10時間ぶっ通しても全員がクリア出来たとは言ってない。
突破報酬は「伊8」。
E5
当初は秘匿されていた(というか1画面4マップしか表示されていなかった)が、何者か(E4をクリアしたバケモノか解析者によるものかは不明)によって早々にその存在を暴露された。
ルート分岐条件は速力と戦艦の数によるもので、全ルート共通で1戦目はババァ戦なのだが、それ以降が
- ババァ連戦
- 夜戦開始の潜水艦 → 完全ランダムハズレ分岐 → ババァ戦」
- 旗艦にヲ級の夜戦 → うずしお → ハズレ分岐(但し駆逐艦1隻でほぼ逸れなくなる)」
というあからさまな正解を仕込んだ3択だった上に、逸れない限りは道中全編夜戦+ボスは昼からだが夜戦まで見据えて火力を発揮できるキャラが「基本的に全員高速である巡洋艦」くらいしかいなかったので、金剛型2と駆逐艦1であと巡洋艦特盛りの高速統一、つまりE4の編成を装備を変えてほぼそのまま流用するのが最適解となった。
ボスは「戦艦棲姫」。ボス自体の耐久・装甲・火力が全部高い上に、実はこの時点でさりげなくボス含めて過去の大ボス姫3(たまに姫2鬼1になる)確定という割と糞みたいな構成になっていたが、編成次第で逸れずに確実にボスに到達可能・今までのセオリーがそのまま通じる・敵が何であれハイパーズの攻撃が刺されば大丈夫など、E4と真逆な状況にあった為、当時の提督達からは「E4よりマシ」「E4より簡単」と評された。
突破報酬は「武蔵」。大和と同じように、長らく「演習の女王」の座につく事となる。
これで13秋イベは全部終わりだったらよかったね。
(E6)
E3で阿賀野を掘り、糞塊のE4を越えて、そこまででもないE5を勢いで抜けて武蔵を手に入れようやく全てが終わったと思っていたところにそいつは投下された。
11/20、当初イベント終了日とされていたこの日アプデにて、最深部ボスマスにて新キャラのドロップが追加された。本来の終了日、つまりクリア出来るほどのプレイヤーはとっくにE5もクリア出来ている中での追加であった為、既にイベントを完走していたにも関わらず再びE5周回する羽目になった。
この唐突なドロップ追加により生じた新たな手間に対して使われた呼称がこのタイトルの「E6」である。ボスは「E5ボスA勝利以上時極低確率ドロップ」、突破報酬は「矢矧」。ちなみにE5ボスドロップ内容自体は矢矧が追加されただけである為、こいつが出るまで運ゲーに更なる運ゲーを積み重ねる地獄が始まった。当然ほぼ変わらないドロップの質に苦言を呈するprayerが現れたが、運営はこれに対して「(E5のドロップは)苦闘に応じる、かつてない濃厚なラインナップ」といった火に油を注ぐが如き発言を投下。結果燃えたのはprayerの心ではなく艦これ界隈そのものだった。
なおE5はクリア出来たしゲージを何度も削れるほどにS勝利を連発できるが、E6はクリア出来なかった(矢矧を手に入れられなかった)というprayerが相当数発生した模様。この件で入手出来なかった&入手出来たけど手間をかけさせられたこと、そしてこれ以前に田中が個人垢で行った気色の悪いツイートが合わさって、矢矧へのヘイトが爆上げした。その後の矢矧の扱いについてはキャラの項目を参照。
1レスでわかる今回のイベントまとめ
479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2013/11/21(木) 18:13:34.57 ID:PS7zE9gt >>461 >>466 あわせるとこういうことですね よくわかる今回のイベント 運営「イベント開始」 提督「行くぞー」 運営「あ、今回は延長ないからね」←10/10 提督A「まじか!じゃあE-3ぶんまわすか~」 提督B「イベントもクリアしたし建造祭りだ!」 運営「ごめんね色々トラブったから延長するね」 提督「それはしょうがない」 運営「お詫びに最深部にドロップ追加したよ」←10/14 提督「え?じゃあ今まで使った資源はその新規追加艦を拾う可能性がないまま消費されたってこと?」 運営「(ガン無視)」 運営「かつてない濃厚なラインナップとなっています」 提督「丸損じゃねーかふざけんなよ」 信者「先行実装なだけだろ、ガタガタ言うな、嫌なら辞めろ」 運営「約70年前の今日は、戦艦「金剛」の最期の1日となった日。」 信者「運営ステキ」 出典:艦これ愚痴スレ part19 >>479
その後の経過
- ここで手に入ったキャラの大半は、あまり目立った活躍をする機会を与えられることもなく長らくタンスのこやしと化す事になる。
- 矢矧はE6周りの事情についてネガ方面に突っ込んだ二次ネタを描かれたが、割と早く鎮静化した。但し制作というか田中個人からの異常なまでの優遇措置などから、枕営業をしている疑惑ネタ→枕営業で手に入れた地位→「枕艦」という不名誉な呼称を得るに至った。また、性能は高めながらも平凡で一軽巡洋艦の域を超えない&改造しても立ち絵に一切変化がないといったキャラであるにもかかわらず、何故か初期状態で背景虹ホロ、改造後は最高レアの桜ホロになる[3]。つーか当時は矢矧以外で「未改造→改」により「虹→桜ホロ」になるキャラは大和型の二人しかいなかったし、これ以降も(改二で桜ホロになるキャラはいるが)そんなキャラは追加されていない…はず。この措置に対して、上記の「枕艦」呼称と併せて「枕ホロ」とも呼ばれるようになった。
- イベント自体の壊滅的な状態とこれらのキャラに対する期待感の薄さやヘイトなどにより、散々な空気である中においても希望&期待に溢れる艦種が潜水艦であった。潜水艦はこのイベによりそれなりに頭数が揃ってきた事もあり、棚kが作った漁場を好き勝手荒らす運用法などを本格的に研究されるようになった。ちなみに、この後5-3が潜水艦統一艦隊で(イオナがいなくても)楽ではないがストレスフリーに突破できる事が判明した。
2期の5-3?知らん。
なお、提督の心に出来た深い傷と、運営との間に出来た深い溝は、その後もまともな形で修復する事はなかった。
脚注・出典
- ↑ これは道中でも問題になり、とにかく敵の攻撃を阻止できず、結構な雷装を持っている上に連撃やCIが発動する装備構成になっていて昼はクソザコでも夜はクソツヨという敵がそこら中に跋扈していた為、そのままこっちが大破撤退と言うパターンが頻発した。
- ↑ 昼戦への移行の条件は「敵2・3隻目のいずれかが夜戦終了時に中破以下」なのだが、この2・3隻目狙いorボス攻撃時にこの2体のかばうが発動するとほぼ大破か即死まっしぐらであったため、昼戦移行率はかなり低かった。
- ↑ ちなみに同型艦は全員「金→虹」であり、また他艦種では初期虹キャラに長門などがいるがこちらは「虹→虹」といった具合であり、矢矧のレア度の扱いの異様さが際立つ形となった。