「艦王の対DMM関係」の版間の差分

 
(4人の利用者による、間の31版が非表示)
6行目: 6行目:


2021年4月時点でのDMM GAMES内の[http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html 作品紹介ページ]にあるクレジットは以下の通りだが<ref> 現在の形に更新されたのは、2020年4月のDMM GAMES→EXNOAへの社名変更から6月頃までの間と見られる。</ref>、これが現状を正確に反映したものかについては後述の通り疑義がある。
2021年4月時点でのDMM GAMES内の[http://www.dmm.com/netgame/feature/kancolle.html 作品紹介ページ]にあるクレジットは以下の通りだが<ref> 現在の形に更新されたのは、2020年4月のDMM GAMES→EXNOAへの社名変更から6月頃までの間と見られる。</ref>、これが現状を正確に反映したものかについては後述の通り疑義がある。
  '''艦これプロジェクト'''
  '''艦これプロジェクト'''
  <制 作>エグゼクティブプロデューサー:
  <制 作>エグゼクティブプロデューサー:
12行目: 13行目:
       田中謙介(「艦これ」運営鎮守府)
       田中謙介(「艦これ」運営鎮守府)
  <提 供>合同会社EXNOA
  <提 供>合同会社EXNOA
開発・運営の名義に'''“艦これプロジェクト”'''と言う名称を使用している<s>のと著作権表記が現社名の「EXNOA」になっている</s>のはこのページだけで、この“艦これプロジェクト”が対外的に多用されている'''“「艦これ」運営鎮守府”'''と同一の存在なのか否かははっきりしない。
開発・運営の名義に'''“艦これプロジェクト”'''と言う名称を使用している<s>のと著作権表記が現社名の「EXNOA」になっている</s>のはこのページだけで、この“艦これプロジェクト”が対外的に多用されている'''“「艦これ」運営鎮守府”'''と同一の存在なのか否かははっきりしない。


==関係の変遷==
==関係の変遷==
時系列順で大きく6期に分けられる。
時系列順で大きく7期に分けられる。


===企画立ち上げ~サービス開始まで(2011年後半~2013年4月)===
===企画立ち上げ~サービス開始まで(2011年後半~2013年4月)===
元々、艦これの企画は2011年(日時は不明だが、東日本大震災後の夏から初秋頃と思われる)当時DMM所属だった岡宮道生と、角川ゲームスに所属していた田中謙介が酒の席で盛り上がった「扶桑の最期」に関する与太話から発展したものだとされている。
元々、艦これの企画は2011年(日時は不明だが、東日本大震災後の夏から初秋頃と思われる)当時DMM所属だった岡宮道生と、角川ゲームスに所属していた田中謙介が酒の席で盛り上がった「扶桑の最期」に関する与太話から発展したものだとされている。
*2011年に企画が立ち上がったことを示す傍証として、田中が2021年の[[8周年記念]]に当たり[https://twitter.com/C2_STAFF/status/1377460322705960960 「実は10周年でもある」]と発言していることやブラゲの開始当初は存在が公にされていなかった(株)C2プレパラートの設立登記が「2011年秋」とされることが挙げられるが、大多数のプレイヤーにとっては田中個人のこだわりに過ぎない「開発スタートを起算に何周年か」など正直どうでもいいと思われる。
 
*2011年に企画が立ち上がったことを示す傍証として、田中が2021年の[[8周年記念]]に当たり[https://archive.md/cJS3r 「実は10周年でもある」]と発言していることやブラゲの開始当初は存在が公にされていなかった(株)C2プレパラートの設立登記が「2011年秋」とされることが挙げられるが、大多数のプレイヤーにとっては田中個人のこだわりに過ぎない「開発スタートを起算に何周年か」など正直どうでもいいと思われる。
岡宮は旧スクウェア時代に田中と同僚だった縁があり、艦これの開始に当たって社内カンパニー「パワーコードスタジオ」(現存せず)の代表に就任した。
岡宮は旧スクウェア時代に田中と同僚だった縁があり、艦これの開始に当たって社内カンパニー「パワーコードスタジオ」(現存せず)の代表に就任した。


この頃、田中は『ASH』([[その他の謙介聖遺物]]参照)発売後にミストウォーカーから角川ゲームスへ移籍した直後で、同社社長の安田善己に「頼むから王道にしてくれ」と苦言を呈されながらも『NAtURAL DOCtRINE』(同上)プロデューサーとして開発に当たっていたところだった。
この頃、田中は『ASH』([[その他の謙介聖遺物]]参照)発売後にミストウォーカーから角川ゲームスへ移籍した直後で、当時同社の社長だった安田善己に「頼むから王道にしてくれ」と苦言を呈されながらも『NAtURAL DOCtRINE』(同上)プロデューサーとして開発に当たっていたところだった。


市場の状況としては、萌えミリ系のゲームとしていずれも陸海空複合型の『萌え萌え2次大戦(略)』がPC用パッケージやコンシューマとして発売されており、ブラゲではマーベラスがイカロス出版の『MC☆あくしず』と組んで『ブラウザMC☆あくしず』をスタートさせた時期に当たる。<br />
市場の状況としては、萌えミリ系のゲームとしていずれも陸海空複合型の『萌え萌え2次大戦(略)』がPC用パッケージやコンシューマとして発売されており、ブラゲではマーベラスがイカロス出版の『MC☆あくしず』と組んで『ブラウザMC☆あくしず』をスタートさせた時期に当たる。<br />
そうした複合型でなく<u>艦船に特化したゲームタイトル</u>としては艦これが初めてと言うことになるが、岡宮が企画書を作成してDMMの亀山敬司CEOへ同社の「カメチョク」制度(平社員でも亀山CEOにプレゼンして合格すれば事業の立ち上げ資金がその場で支給される)を利用してプレゼンしたところ、合格となり「DMMの全額出資で田中が所属する角川ゲームスが開発・運営を担当する」と言う体制でスタートすることになった。ローンチ時点での開発費用は「約5000万円」と言われている。<br />
そうした複合型でなく<u>艦船に特化したゲームタイトル</u>としては艦これが初めてと言うことになるが、岡宮が企画書を作成してDMMの亀山敬司CEOへ同社の「カメチョク」制度(平社員でも亀山CEOにプレゼンして合格すれば事業の立ち上げ資金がその場で支給される)を利用してプレゼンしたところ、合格となり「DMMの全額出資で田中が所属する角川ゲームスが開発・運営を担当する」と言う体制でスタートすることになった。ローンチ時点での開発費用は「約5000万円」と言われている。
 
*飽くまでも「ゲームタイトル」であり「作品」でないことに注意。[[他艦船擬人化ゲー/艤装型]]の説明にある通り、艦船に特化した「作品」としてジャンルを形成したのはズッ友()の漫画で2011年にワニブックス『コミックガム』で連載が始まった『Battleship Girl -鋼鉄少女-』が嚆矢とされている。<br /> [[他艦船擬人化ゲー/メンタルモデル型|メンタルモデル型]]を含める場合でもArk Performanceの漫画『蒼き鋼のアルペジオ』の連載開始は2009年、中里融司の小説『軍艦越後の生涯』全3巻の刊行はさらに前の2001年と、いずれも艦これが始まるよりも以前から存在している。
*飽くまでも「ゲームタイトル」であり「作品」でないことに注意。[[他艦船擬人化ゲー/艤装型]]の説明にある通り、艦船に特化した「作品」としてジャンルを形成したのはズッ友()の漫画で2011年にワニブックス『コミックガム』で連載が始まった『Battleship Girl -鋼鉄少女-』が嚆矢とされている。<br /> [[他艦船擬人化ゲー/メンタルモデル型|メンタルモデル型]]を含める場合でもArk Performanceの漫画『蒼き鋼のアルペジオ』の連載開始は2009年、中里融司の小説『軍艦越後の生涯』全3巻の刊行はさらに前の2001年と、いずれも艦これが始まるよりも以前から存在している。
*愚痴スレではよく「DMMが目に見えて不良債権化している艦これを切らない理由」として「カメチョク案件だから他の役員が大鉈を振るえないのでは?」と言われることがあるが、亀山CEO自身は2014年のインタビューにおいて艦これをやったことが無く「何が面白いのかさっぱりわからん」とも述べている。<br />
*愚痴スレではよく「DMMが目に見えて不良債権化している艦これを切らない理由」として「カメチョク案件だから他の役員が大鉈を振るえないのでは?」と言われることがあるが、亀山CEO自身は2014年のインタビューにおいて艦これをやったことが無く「何が面白いのかさっぱりわからん」とも述べている。<br />
開発期間は長くても1年半、実際はもう少し短く2012年春から1年弱と見られ、2013年4月にリリースされた。<br />
開発期間は長くても1年半、実際はもう少し短く2012年春から1年弱と見られ、2013年4月にリリースされた。
 
なお、艦これはDMMゲームズの参入第1号と言う訳ではなく、Lord of Walkure(LoW)の方が先に始まっている(同作のサ終により現行タイトルでは艦これが最古)。一応、非アダルト系(「≠非18禁」であることに注意)と言う定義ならば「第1号」を名乗れる立場ではあるが。
なお、艦これはDMMゲームズの参入第1号と言う訳ではなく、Lord of Walkure(LoW)の方が先に始まっている(同作のサ終により現行タイトルでは艦これが最古)。一応、非アダルト系(「≠非18禁」であることに注意)と言う定義ならば「第1号」を名乗れる立場ではあるが。


===サービス開始~全盛期(2013年4月~2014年)===
===サービス開始~全盛期(2013年4月~2014年)===
2013年4月のスタート当初、角川グループは艦これをそれほど積極的に推していた訳でもなくコミッククリアで4コマ『吹雪、がんばります!』を開始初日から連載していた程度だった。ちなみに、現在のプロパガンダ拠点となっているコンプティークが初めて艦これを取り上げたのはスタート半年後のことである。
2013年4月のスタート当初、角川グループは艦これをそれほど積極的に推していた訳でもなくコミッククリアで4コマ『吹雪、がんばります!』を開始翌月から連載していた程度だった。ちなみに、2021年末までプロパガンダ拠点となっていたコンプティークが初めて艦これを取り上げたのはスタート半年後のことである。


DMMの側でもサイト内外での<s>芋絵を前面に押し出した</s>バナー広告などは展開していたが、先にスタートしたLoWのような直球エロが売りの訳でもないので地味な扱いに留まり、到底ロケットスタートとは言い難いまったりした立ち上がりだった。<br />
DMMの側でもサイト内外での<s>芋絵を前面に押し出した</s>バナー広告などは展開していたが、先にスタートしたLoWのような直球エロが売りの訳でもないので地味な扱いに留まり、到底ロケットスタートとは言い難いまったりした立ち上がりだった。<br />
39行目: 44行目:


この時期のエピソードとして、DMMの「お偉いさん」から田中に「大和が欲しい」と接待プレイを要求されたが断ったと言うものがある。<br />
この時期のエピソードとして、DMMの「お偉いさん」から田中に「大和が欲しい」と接待プレイを要求されたが断ったと言うものがある。<br />
表向きは「プレイヤー間の公平性」をアピールしているかのようにも見えるが「大和を取らせ過ぎた」発言も併せて考えると「相手が誰であろうと簡単に大和を渡すのは悔しい」といつもの病気をこじらせていただけかも知れない。<s>そして7年後には私怨剥き出しの【謙法6条】BANを乱発して「プレイヤー間の公平性」など微塵も重視していないことを内外に知らしめた</s>
表向きは「プレイヤー間の公平性」をアピールしているかのようにも見えるが俗に「大和を取らせ過ぎた」と表現される想定以上の入手者が出たことに対する悔しさがにじみ出たリアクションも併せて考えると「相手が誰であろうと簡単に大和を渡すのは悔しい」といつもの病気をこじらせていただけかも知れない。<s>そして7年後には私怨剥き出しの【謙法6条】BANを乱発して「プレイヤー間の公平性」など微塵も重視していないことを内外に知らしめた</s>


2014年に入ると艦これの人気はうなぎ登りでコミケのジャンルコードを単独で獲得するまでに成長し、コンプティークが艦これの別冊付録目当てで即日完売を叩き出して29年ぶり、かつ3ヶ月連続で増刷されるほどのヒートアップ状態であった。<span style="color:#cccccc">一方で4月に発売された『NAtURAL DOCtRINE』は問答無用のクソゲーと断じられ、(´田ω中`)の中で「なかった事」「触れてはいけない存在」にされた。</span><br />
2014年に入ると艦これの人気はうなぎ登りでコミケのジャンルコードを単独で獲得するまでに成長し、コンプティークが艦これの別冊付録目当てで即日完売を叩き出して29年ぶり、かつ3ヶ月連続で増刷されるほどのヒートアップ状態であった。<span style="color:#cccccc">一方で4月に発売された『NAtURAL DOCtRINE』は問答無用のクソゲーと断じられ、田中の中で「なかった事」「触れてはいけない存在」にされた。</span><br />
DMMの側でも求人広告に島風を起用し、山手線圏内に看板を出すなど、両者の関係が一番上手く回っていたのがこの頃であることは疑うべくもない。<br />
DMMの側でも求人広告に島風を起用し、山手線圏内に看板を出すなど、両者の関係が一番上手く回っていたのがこの頃であることは疑うべくもない。<br />
そして、その勢いに乗じPS Vita『艦これ改』発売決定(以降の七転八倒ぶりは[[艦これ改関連]]参照)、アニメ化決定と快進撃を繰り広げた<span style="color:#cccccc">かに見えた</span>。
そして、その勢いに乗じPS Vita『艦これ改』発売決定(以降の七転八倒ぶりは[[艦これ改関連]]参照)、アニメ化決定と快進撃を繰り広げた<span style="color:#cccccc">かに見えた</span>。
60行目: 65行目:
これは艦これが(一応)日本国内のみのプレイに限定されていたためという側面もあるが、初期のものはいわゆる「海賊版」的なものも多く、[http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/11/kancolle-chinese-copy_n_6312662.html DMMが本気で訴訟を検討したこともあった]ようだ。
これは艦これが(一応)日本国内のみのプレイに限定されていたためという側面もあるが、初期のものはいわゆる「海賊版」的なものも多く、[http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/11/kancolle-chinese-copy_n_6312662.html DMMが本気で訴訟を検討したこともあった]ようだ。


そんな中、2014〜16年の第1次ブームで膨大な数が粗製乱造されたタイトル群から「開発vs運営」の法廷闘争を経て独自性を強めた『戦艦少女R』が中国で大ヒットを記録するのだが、DMM創業メンバーの片岸憲一(当時の肩書は「DMM GAMES事業代表」。2019年に退任し、現在は健康食品・美容製品等の企画をしているらしい)は現地メディアの取材で戦少Rに対して「明白な著作権の侵害がなければいいかな」と静観する姿勢を見せた。<br />
そんな中、2014~16年の第1次ブームで膨大な数が粗製乱造されたタイトル群から「開発vs運営」の法廷闘争を経て独自性を強めた『戦艦少女R』が中国で大ヒットを記録するのだが、DMM創業メンバーの片岸憲一(当時の肩書は「DMM GAMES事業代表」。2019年に退任し、現在は健康食品・美容製品等の企画をしているらしい)は現地メディアの取材で戦少Rに対して「明白な著作権の侵害がなければいいかな」と静観する姿勢を見せた。<br />
田中がDMM側のこの姿勢についてどう思っていたのかは今となっては定かではないが、後に戦少Rが第1の[[他艦船擬人化ゲー]]として日本に上陸した際も、DMMは特にこれと言ったアクションは起こしていない。<br />
田中がDMM側のこの姿勢についてどう思っていたのかは今となっては定かではないが、後に戦少Rが第1の[[他艦船擬人化ゲー]]として日本に上陸した際も、DMMは特にこれと言ったアクションは起こしていない。
 
*ちなみにDMM GAMES.R18(現FANZA GAMES)で提供されていた軍用機擬人化ゲーム『空戦乙女』はDLsiteにじよめ(現・にじGAME)へプラットフォームを移し、全年齢版をスタートさせた直後に戦少Rとコラボレーションを行っている。
*ちなみにDMM GAMES.R18(現FANZA GAMES)で提供されていた軍用機擬人化ゲーム『空戦乙女』はDLsiteにじよめ(現・にじGAME)へプラットフォームを移し、全年齢版をスタートさせた直後に戦少Rとコラボレーションを行っている。
本件が影響したのか、艦これの著作権を侵害しない(要するに、法的にアウトなレベルでの「パクリ」ではない)ゲーム作品はこれ以降、毎年1〜2タイトルのペースで日本上陸している。
本件が影響したのか、艦これの著作権を侵害しない(要するに、法的にアウトなレベルでの「パクリ」ではない)ゲーム作品はこれ以降、毎年1~2タイトルのペースで日本上陸している。


奇しくも16年と言えば前述の通り運営の譲渡が発表され、【何故か】簡悔が爆裂的に加速しよく分からないモノのアピールが始まった時期であるが、この頃を境にDMMは艦これについても静観の姿勢を強くするようになり、DMMゲームズのTwitterアカウントでも艦これの話題を扱わなくなって行った。
奇しくも16年と言えば前述の通り運営の譲渡が発表され、【何故か】簡悔が爆裂的に加速しよく分からないモノのアピールが始まった時期であるが、この頃を境にDMMは艦これについても静観の姿勢を強くするようになり、DMMゲームズのTwitterアカウントでも艦これの話題を扱わなくなって行った。


2017年は前年の戦少Rに続き、韓国初の艦船擬人化ゲーム『最終戦艦 with ラブリーガールズ』が8月に第2の、さらに中国の動画共有サービス・Bilibiliが配信している『アズールレーン』が9月に第3の[[他艦船擬人化ゲー]]として、それぞれ日本上陸した。特にアズレンの中国大陸版を運営しているBilibiliは、DMMにとって金看板の『刀剣乱舞』が同サイトをプラットフォームとしているだけでなく『一血卍傑』など複数タイトルをライセンスしている'''主要取引先の1社'''という関係で、2021年には日本法人が『ファイナルギア -重装戦姫-』でDMMゲームズへ参入している。
2017年は前年の戦少Rに続き、韓国初の艦船擬人化ゲーム『最終戦艦 with ラブリーガールズ』が8月に第2の、さらに中国の動画共有サービス・Bilibiliが配信している『アズールレーン』が9月に第3の[[他艦船擬人化ゲー]]として、それぞれ日本上陸した。特にアズレンの中国大陸版を運営しているBilibiliは、DMMにとって金看板の『刀剣乱舞』が同サイトをプラットフォームとしているだけでなく『一血卍傑』など複数タイトルをライセンスしている'''主要取引先の1社'''という関係で、2021年には日本法人が『ファイナルギア -重装戦姫-』でDMMゲームズへ参入している。
俗に言う[[艦豚裁判騒動|「艦娘商標」事件]]ではDMMゲームズが直接の名指しこそしなかったものの「艦娘は自社(つまり'''DMMゲームズ''')の商標なので安易に使わないでほしい」と発表したのだが、これによってDMMに裁判を起こせとけしかける禿さんが大量発生することとなった。<br />
俗に言う[[艦豚裁判騒動|「艦娘」商標問題]]ではDMMゲームズが直接の名指しこそしなかったものの「艦娘は自社(つまり'''DMMゲームズ''')の商標なので安易に使わないでほしい」とする声明を出したのだが、これによってDMMに裁判を起こせとけしかける禿さんが大量発生することとなった。
DMMとしては前述の関係性もあるので穏便に事を運びたかったのだろう(実際訴訟などにも発展せず、日本版を運営するYostarの謝罪で幕を閉じている)が、結局大騒動になり頭を痛めたであろう事は想像に難くない。
 
そしてこの件から、'''「艦娘」など艦これの根幹を成す[[商標]]は未だに田中率いるC2プレパラートではなくDMMゲームズが所持している'''事が白日の下に晒される事になったのだが、どういう訳かこの頃より田中は艦これのリアイベで掲示する立て看板やグッズに「艦これ」のロゴを使わなくなっていった。
DMMとしては前述の関係性もあるので穏便に事を運びたかったのだろう(実際訴訟などにも発展せず、日本版を運営するYostarの謝罪で幕を閉じている)が、結局大騒動になり頭を痛めたであろう事は想像に難くない。そしてこの件から、'''「艦娘」など艦これの根幹を成す[[商標]]は未だに田中率いるC2プレパラートではなくDMMゲームズが所持している'''事が白日の下に晒される事になったのだが、この一件で実はC2もDMMに権利料を払っていなかった疑惑が立ったためかあるいは今後払うのも悔しくなったのか、この頃より田中は艦これのリアイベで掲示する立て看板やグッズに「艦これ」のロゴを使わなくなっていった。


また、それまでの3タイトルと異なり当初から日本市場をターゲットに開発が進められ(開発国の中国では2020年7月に日本から2年遅れで開始)、2018年6月に第4の[[他艦船擬人化ゲー]]として上陸した『アビス・ホライズン』に至っては【ら】こと田中率いるC2プレパラートとセガが法廷闘争を挑んだのだが(詳細は[[vsアビス・ホライズン]]を参照)、本家本元のDMMに至っては仮処分申請の債権者に名を連ねることもなく、最初から最後までノーコメントを貫き通した。
また、それまでの3タイトルと異なり当初から日本市場をターゲットに開発が進められ(開発国の中国では2020年7月に日本から2年遅れで開始)、2018年6月に第4の[[他艦船擬人化ゲー]]として上陸した『アビス・ホライズン』に至っては【ら】こと田中率いるC2プレパラートとセガが法廷闘争を挑んだのだが(詳細は[[vsアビス・ホライズン]]を参照)、本家本元のDMMに至っては仮処分申請の債権者に名を連ねることもなく、最初から最後までノーコメントを貫き通した。
81行目: 87行目:
翌2019年には刀剣乱舞、FLOWER KNIGHT GIRL、かんぱに☆ガールズと他のタイトルも相次いでHTML5化したが、艦これのように移行作業で3日も費やしたタイトルは他に無く動作もFLASHベースより高速化された方が多いため(恐らくはDMMからの移行支援を断って独力で作業を行ったであろう)C2プレパラートの技術レベルが[[他DMMブラゲー]]に比べて数段劣る事実を印象付ける出来事となった。
翌2019年には刀剣乱舞、FLOWER KNIGHT GIRL、かんぱに☆ガールズと他のタイトルも相次いでHTML5化したが、艦これのように移行作業で3日も費やしたタイトルは他に無く動作もFLASHベースより高速化された方が多いため(恐らくはDMMからの移行支援を断って独力で作業を行ったであろう)C2プレパラートの技術レベルが[[他DMMブラゲー]]に比べて数段劣る事実を印象付ける出来事となった。


HTML5化のグダグダを経た2018年末にDMM.comより分社されたDMMゲームズではプラットフォーム内の複数タイトルで合同キャンペーンを行うことが多くなっているが、艦これはこうしたキャンペーンにただの一度も参加していない。<br />
HTML5化のグダグダを経た2018年末にDMM.comより分社されたDMMゲームズではプラットフォーム内の複数タイトルで合同キャンペーンを行うことが多くなっているが、艦これがこうしたキャンペーンに参加することは滅多に無く、2021年12月のプラットフォーム10周年記念で参加したのが唯一となっている<ref>しかもキャンペーンに提供した商品の画像が参加タイトル中で1作だけ「Coming soon...」状態のまま、補完されることなく期間終了まで放置されるやる気の無さだった。</ref>。<br />
また、DMMゲームズの分社に前後してパワーコードスタジオが活動を停止している
また、DMMゲームズの分社に前後してパワーコードスタジオが活動を停止している。
*2019年末にネイティブアプリとして復活した『しんけん魁!!』は開発会社主導のプロジェクトで、DMMゲームズはライセンス供与のみ実施。<br />また、2020年春には旧パワコ作品だった『俺タワー』を前身とする『毎日こつこつ俺タワー』がDMMへの凱旋を果たしている。
 
*2019年末にネイティブアプリとして復活した『しんけん魁!!』は開発会社主導のプロジェクトで、DMMゲームズはライセンス供与のみ実施。<br />
また、2020年春には旧パワコ作品だった『俺タワー』を前身とする『毎日こつこつ俺タワー』がDMMへの凱旋を果たしている。


===相互無視状態(2019年~2021年3月)===
===相互無視状態(2019年~2021年3月)===
100行目: 108行目:
2020年4月、DMMゲームズはEXNOA(エクスノア)へ社名を変更した(「DMM GAMES」は従来通り非アダルト系ゲームのブランドとして使用)。このブランド刷新に伴いゲームの運営体制にも大幅な変革が予想されており、そう遠くないと言う見方が強まっている艦これのXデーを早める要因になるかも知れない。<br />
2020年4月、DMMゲームズはEXNOA(エクスノア)へ社名を変更した(「DMM GAMES」は従来通り非アダルト系ゲームのブランドとして使用)。このブランド刷新に伴いゲームの運営体制にも大幅な変革が予想されており、そう遠くないと言う見方が強まっている艦これのXデーを早める要因になるかも知れない。<br />
そして5月には【憎きあぢゅれん】日本版運営元のYostarが『雀魂』でDMMゲームズにプラットフォーム参入することが発表された。
そして5月には【憎きあぢゅれん】日本版運営元のYostarが『雀魂』でDMMゲームズにプラットフォーム参入することが発表された。
なお社名変更後に[[他DMMブラゲー]]の大半は「DMM GAMES」から「EXNOA LLC」へ著作権表記を変更しており、KADOKAWAが関わっている『ミストトレインガールズ』と『ファンタジア・リビルド』の2タイトルでも当然「EXNOA」表記になっているが、艦これの著作権表記でこの社名変更が反映されたのは何故か冒頭に挙げた作品紹介ページのみである。<br />
なお社名変更後に[[他DMMブラゲー]]の大半は「DMM GAMES」から「EXNOA LLC」へ著作権表記を変更しており、KADOKAWAが関わっている『ミストトレインガールズ』と『ファンタジア・リビルド』の2タイトルでも当然「EXNOA」表記になっているが、艦これの著作権表記でこの社名変更が反映されたのは何故か冒頭に挙げた作品紹介ページのみである。<br />
<s>キャバクラ</s>カレー機関が7月に営業再開した時に売り出したグッズ(前月末にスタートした[[20夏イベ]]の新キャラが含まれているので在庫分ではない)や、東山奈央のデビュー10周年記念でコニシが描いたイラストの著作権表記は「©︎DMM / C2 / KADOKAWA」のままで社名変更を反映していない。
<s>キャバクラ</s>カレー機関が7月に営業再開した時に売り出したグッズ(前月末にスタートした[[20夏イベ]]の新キャラが含まれているので在庫分ではない)や、東山奈央のデビュー10周年記念でコニシが描いたイラストの著作権表記は「©︎DMM / C2 / KADOKAWA」のままで社名変更を反映していない。


6月10日に発売されたコンプティーク6・7月合併号の[[7周年記念]]特集に掲載された艦王のインタビューではKADOKAWA副社長の<s>「物量」こと</s>井上伸一郎に対しては謝辞を述べているが、ブラゲの立ち上げから一心同体の関係だったはずの岡宮、ひいてはDMM(EXNOA)に関して<s>「そんな奴は最初からいない」とばかりに</s>全く言及しておらず、愚痴スレにおいては'''「もはや両者の絶縁はほぼ確実」'''と解釈されている。
6月10日に発売されたコンプティーク6・7月合併号の[[7周年記念]]特集に掲載された艦王のインタビューでは当時KADOKAWA副社長だった<s>「物量」こと</s>井上伸一郎に対しては謝辞を述べているが、ブラゲの立ち上げから一心同体の関係だったはずの岡宮、ひいてはDMM(EXNOA)に関して<s>「そんな奴は最初からいない」とばかりに</s>全く言及しておらず、愚痴スレにおいては'''「もはや両者の絶縁はほぼ確実」'''と解釈されている。


8月に勃発した[[トレパク合成グッズ事件]]では田中が<s>普段の仕事の遅さからは考えられないほど</s>全速力でお気持ち表明を行ったが、その背景には艦これ関係の著作権管理を行っている[[アーキテクチャ関連|角川アーキテクチャ]]の不透明な運営状態(特に、C2プレパラートが著作権独占を主張している<s>そっくりさん</s>護衛艦娘や[[クリーチャー]])にEXNOAが介入して権利関係の整理と明確化を要求される事態を強く恐れているのではないかと言う指摘がある。
8月に勃発した[[トレパク合成グッズ事件]]では田中が<s>普段の仕事の遅さからは考えられないほど</s>全速力でお気持ち表明を行ったが、その背景には艦これ関係の著作権管理を行っている[[アーキテクチャ関連|角川アーキテクチャ]]の不透明な運営状態(特に、C2プレパラートが著作権独占を主張している<s>そっくりさん</s>護衛艦娘や[[クリーチャー]])にEXNOAが介入して権利関係の整理と明確化を要求される事態を強く恐れているのではないかと言う指摘がある。


2020年11月開催の[[うなぎ祭り]]では、カレー機関開店時は無視を決め込んでいたEXNOAが「祝開催」の[https://pbs.twimg.com/media/ElshdOUUcAEMBsI.jpg 花を贈っている]ことが確認された。EXNOA側からのアプローチは社名変更から半年以上経って初めてとなる<s>が、会場で売られているグッズの著作権表記は依然として「DMM」のままだった。</s>
2020年11月開催の[[うなぎ祭り]]では、カレー機関開店時は無視を決め込んでいたEXNOAが「祝開催」の[[Media:ElshdOUUcAEMBsI.jpg|花を贈っている]]ことが確認された。EXNOA側からのアプローチは社名変更から半年以上経って初めてとなる<s>が、会場で売られているグッズの著作権表記は依然として「DMM」のままだった。</s>
 
11月20日、かつて田中に毎日「頼むから王道にしてくれ」と苦言を呈していたことで知られる角川ゲームス(当時)の安田社長が「田中のムガブロをなんとかしてくれ」と言うユーザーの悲痛な叫びに対し、艦これ関係は2016年にDMMへ一切の権利を譲渡したので現在は関わっていないことを初めて公にする発言を行った。<br />
 
[[File:BNHcwvw.png|none]]


11月20日、かつて田中に毎日「頼むから王道にしてくれ」と苦言を呈していたことで知られる角川ゲームスの安田社長が「田中のムガブロをなんとかしてくれ」と言うユーザーの悲痛な叫びに対し、艦これ関係は2016年にDMMへ一切の権利を譲渡したので現在は関わっていないことを初めて公にする発言を行った。<br />
<imgur>bNHcwvw.png</imgur><br />
ただし、前述の通りその当時はまだDMM側で岡宮が田中率いるC2プレパラートへ開発・運営作業を下請けに出す関係が続いていたものと考えられるため、EXNOA分社と岡宮の失脚でもはやDMMサイドも田中の暴走を<s>それこそ亀山CEOからの“聖断”でも下らないことには</s>止められる者がいないとしか思えない。
ただし、前述の通りその当時はまだDMM側で岡宮が田中率いるC2プレパラートへ開発・運営作業を下請けに出す関係が続いていたものと考えられるため、EXNOA分社と岡宮の失脚でもはやDMMサイドも田中の暴走を<s>それこそ亀山CEOからの“聖断”でも下らないことには</s>止められる者がいないとしか思えない。


12月15日、youtubeの「DMM GAMES公式チャンネル」にて[https://www.youtube.com/watch?v=NUwcMusr6mU 「初心者におすすめゲーム5選!」]という動画がアップロードされるも、<s> 当然</s>その中に艦これは含まれていなかった。
12月15日、youtubeの「DMM GAMES公式チャンネル」にて[https://www.youtube.com/watch?v=NUwcMusr6mU 「初心者におすすめゲーム5選!」]という動画がアップロードされるも、<s> 当然</s>その中に艦これは含まれていなかった。


===野菜畑で捕まえて(2021年4月〜)===
===いつか、あの野菜畑で(2021年4月〜2025年6月)===
2015年放送の[[Z級クソアニメ]]とその劇場版の製作委員会には当然ながらDMMも出資し、名を連ねていた。その後、DMMは自社レーベル「DMM pictures」及び「DMM music」を立ち上げたが、どちらのレーベルでも艦これ関係は一切扱っていない。<br />
2015年放送の[[Z級クソアニメ]]とその劇場版の製作委員会には当然ながらDMMも出資し、名を連ねていた。その後、DMMは自社レーベル「DMM pictures」及び「DMM music」を立ち上げたが、どちらのレーベルでも艦これ関係は一切扱っていない。<br />
自社レーベル立ち上げ後もそれ以前から取引のあったメーカーとの関係は続いており、例えば東宝(TOHO Animation)との間では『刀剣乱舞 花丸』での協業が2020年時点でも展開されている。<br />
自社レーベル立ち上げ後もそれ以前から取引のあったメーカーとの関係は続いており、例えば東宝(TOHO Animation)との間では『刀剣乱舞 花丸』での協業が2020年時点でも展開されている。
-その東宝が幹事社となったアニメ『アズールレーン』(バイブリー版)に関しても前述の商標問題があったからパージすると言うことは無くDMMで配信を行っており、翌年には日本版運営のYostarが『雀魂』でDMMゲームズへ参入している。<br />
 
[[ZZ(クソアニメ2期)]]に関しては1期と同じくKADOKAWAが幹事社となることがPVで示唆されているが、DMMのクレジットは無いため「製作を黙認する場合でも委員会には参加せず、出資も行わないのではないか」と言う見方が浮上している。
*その東宝が幹事社となったアニメ『アズールレーン』(バイブリー版)に関しても前述の商標問題があったからパージすると言うことは無くDMM TVで<s>ブルーレイ無規制版の</s>配信を行っており<ref>バイブリー版は2022年12月に旧DMM動画からDMM TVへリニューアルした際に一時配信停止となり松竹ホームビデオを幹事社とする『びそくぜんしんっ!』しか視聴できなくなっていたが、翌年2月から配信を再開した(東宝との契約更新の関係と思われる)。</ref>、翌年には日本版運営のYostarが『雀魂』でDMMゲームズへ参入している。<br />
一方の[[ZZ(クソアニメ2期)]]に関しては1期と同じくKADOKAWAが幹事社となることが早期に公表されていたが、EXNOAは【もろちん】DMMのクレジットも無かったため「製作を黙認する場合でも委員会には参加せず、出資も行わないのではないか」と言う見方が浮上していた。


前述の通り、PV第2弾が公開された[[うなぎ祭り]]では久々にEXNOAが花を贈っていたが翌年4月1日の<ruby><rb>基本方針演説</rb><rt>エイプリルフール</rt></ruby>では'''「DMMと食べ物関係の新企画を始動予定」'''であることを公表した。<br />
前述の通り、PV第2弾が公開された[[うなぎ祭り]]では久々にEXNOAが花を贈っていたが翌年4月1日の<ruby><rb>基本方針演説</rb><rt>エイプリルフール</rt></ruby>では'''「DMMと食べ物関係の新企画を始動予定」'''であることを公表した。<br />
しかし、ここで田中が名前を出した「DMM」が1年前の社名変更を何故か無視し続けているEXNOA(DMMゲームズ)のことだとは考えにくく「グループ内の全く別の部署に話を持ち掛けて『C2はDMMと不仲と言う噂があるがそんな事実は無い』とアピールする目的ではないのか?」と疑われている。<br />
しかし、ここで田中が名前を出した「DMM」が1年前の社名変更を何故か無視し続けているEXNOA(DMMゲームズ)のことだとは考えにくく「グループ内の全く別の部署に話を持ち掛けて『C2はDMMと不仲と言う噂があるがそんな事実は無い』とアピールする目的ではないのか?」と疑われている。<br />
ところが、3週間後の4月20日には艦これを「[https://twitter.com/C2_STAFF/status/1384383826877579265 私たちC2機関が企画制作し]」たと前年のコンプティーク6・7月合併号インタビューからさらに踏み込んだ形でEXNOA(開始当初はDMM.com)、ひいては艦これを世に出した功労者たる岡宮を「そんな奴は最初からいない」と明確に切り捨てるも同然の意思表明を行った。
ところが、3週間後の4月20日には艦これを「[https://archive.md/WuvKk 私たちC2機関が企画制作し]」たと前年のコンプティーク6・7月合併号インタビューからさらに踏み込んだ形でEXNOA(開始当初はDMM.com)、ひいては艦これを世に出した功労者たる岡宮を「そんな奴は最初からいない」と明確に切り捨てるも同然の意思表明を行った。


7月17日、[https://twitter.com/curomu_kurokiri/status/1416248137220456451 カレー機関の神戸牛商標権侵害に関する田中の悪行を訴えたツイートに亀山会長が「いいね」を付けた]ことで界隈に衝撃が走り「遂に“聖断”フラグか?」と騒然となった。
7月17日、[https://archive.md/JGPNe カレー機関の神戸牛商標権侵害に関する田中の悪行を訴えたツイートに亀山CEOが「いいね」を付けた]ことで界隈に衝撃が走り「遂に“聖断”フラグか?」と騒然となった。
その翌月、田中が4月の方針演説で言及していた「DMMとの食べ物関係の協業」が'''野菜の販売'''だと発表されたが、[https://i.imgur.com/I3Z5xfj.png DMM側の発表]に対して「ブロックされているので見られない」と[https://i.imgur.com/Iui7ZZQ.png 悲痛な訴えが続出]する事態となった。
その翌月、田中が4月の方針演説で言及していた「DMMとの食べ物関係の協業」が'''野菜の販売'''だと発表されたが、[[Media:I3Z5xfj.png|DMM側の発表]]に対して「ブロックされているので見られない」と[[Media:Iui7ZZQ.png|悲痛な訴えが続出]]しており、開始後もこの事業に関連して出願した複数の商標を巡ってDMM側も巻き込んだ七転八倒ぶりが続いている(詳細は[[C2プレパラート(C2機関)の『野菜娘』商標侵害事件]]を参照)。


今後は「2022年放送予定」とされる[[ZZ(クソアニメ2期)]]を巡って「艦隊これくしょん」「艦これ」他の商標権を保有するEXNOAと副題ではないかと目される「いつか、あの海で」を商標登録したC2プレパラートの折衝が否応なく待ち受けるため、KADOKAWAで艦王の後ろ盾となって来た副社長の“物量”こと井上伸一郎がこの年の6月を以て退任(事実上失脚)することと併せて動向が注目される。愚痴スレでは「停滞しているZZの製作委員会にDMM(EXNOAを含むのかは不明)が出資・商標使用を許可する条件が野菜売りなのではないか?」とも推測されている。<br />
同年12月にはDMMゲームズがプラットフォーム開設10周年を迎えたが、従来はこの手の合同キャンペーンに一切参加して来なかった艦これがこの時に初めて対象タイトルとなった。しかし、提供した景品の画像が仮置きの「Coming soon...」状態のままキャンペーン期間を終える余りのやる気の無さで愚痴スレやTwitter、さらに内戦状態が続く信者wikiの愚痴板など至る所で失笑が巻き起こっている。
また、同時期にはアズレンの大陸版運営元であるBilibiliの『ファイナルギア』がDMMゲームズへ誘致され、その流れから同社の直営でアプリ版が事前登録中の「第8の[[他艦船擬人化ゲー]]」こと『ブラック・サージナイト』誘致も噂にのぼっているため、ZZの放送の可否以外にも不確定要素が山積した状態である。
 
2022年11月より[[ZZ(クソアニメ2期)]]の放送が始まり「艦隊これくしょん」「艦これ」他の商標権を保有するEXNOA側とアニメの副題<s>もしくは正題</s>とされる「いつか、あの海で」を商標登録したC2プレパラートの折衝がどのような結果になったのか、KADOKAWAで艦王の後ろ盾となって来た副社長の“物量”こと井上伸一郎が前年の6月を以て退任(事実上失脚)したことと併せて動向が注目されていた<ref>ZZのクレジットは“©︎C2 / KADOKAWA / 「艦これ」第二水雷戦隊”とされ、派生タイトルとしては初めてEXNOAはもちろんDMMすらも含まれていない。</ref>。オープニング・エンディングクレジットからはEXNOAが「艦これ」の商標使用を黙認し、会社としても製作委員会に参加したものと見られるが、田中は「今回のアニメ化はブラゲの宣伝を目的にしたものではない」と断言しており、DMMゲームズの側も「アニメ放送中」のような宣伝バナーすら掲示していない<ref>愚痴スレでは「DMMサイドが商標使用を許可する条件が野菜売りなのではないか?」とも推測されている。</ref>。
 
また、野菜販売の方も商標出願のグダグダぶりでDMMを振り回す結果に終わったためか、第2弾は2024年に実施されたものの1年半のブランクを要し、その発表前には長らく放置されていた第1弾のグッズ発送が大慌てで行われるグダグダぶりであった。
 
2023年3月、ZZが当初予定の3ヶ月遅れで全8話の放送を終了。翌月は【その他】のブラゲ10周年だが、EXNOAでは半年以上も先の『千年戦争アイギス』10周年は[https://aigis1000-10th.jp/ 特設サイト]を作って盛大に祝賀ムードを演出しているにも関わらず【その他】ではこれと言った動きを見せていない。そして、'''4月23日当日もEXNOA側からは「おめでとう」の一言すらも発されることは無かった'''。2025年にはEXNOAが名実共に【主力タイトル】と認識している『刀剣乱舞』と『FLOWER KNIGHT GIRL』が10周年を迎えているが、両タイトルともEXNOA自ら盛大に記念事業を展開しており2年前に全くノータッチだった【その他】のしょぼい[[10周年記念]]と比較される公開処刑同然の状態になったのは言うまでもない。
 
この間、2024年7月にはEXNOAが保有する商標のうち「連装砲ちゃん」や「ぜかまし」の権利が更新されないまま消滅。翌年に特許庁のデータベースで情報が更新された途端【公式】で連装砲ちゃんグッズが久々にお目見えするヒットマークを発動したが、タイトル周り(「艦隊これくしょん」「艦これ」「艦娘」など)の商標は権利が更新され、依然としてEXNOAが握り続けている。
 
===【角クチャ】の終焉と【紐野菜】の設立(2025年7月〜)===
2025年7月に艦王がC2垢にて[7月14日のC2垢での艦王のポスト 「【少しだけ】体制を変化させる」]という謎のポストを投稿。[[ZZ(クソアニメ2期)|ZZ級クソアニメ]]こと【いつ海】の残務処理が一段落し、KADOKAWAが不採算事業の整理に手を出し始めていたことから、いよいよ[[角川アーキテクチャ]]が解散させられるのではないかと噂がたった。その後[[25年5月~#9月1日:ワンフェスの艦これの版権申請ガイドライン追加|9月1日にワンフェスの艦これの版権申請先が角川アーキテクチャからC2機関に修正された]]ことを皮切りに、角川アーキテクチャの業務が次々と停止。丸12年にわたって腐れ縁が続いて来たKADOKAWAとの関係が断絶に追い込まれたことにより、艦王は自ら営業しなければならなくなったのか[[『艦これ』展2025|2025年の艦これ展]]が開催されたあたりから積極的に公に御姿を表し始めている。そうした台所事情もあり、今まで散々不義理を働き続けて来たDMMおよびEXNOAに依存せざるを得なくなったのか、8月13日にこの2社とC2プレパラートを合わせた3社で'''[[Code831|「株式会社Code831」]]'''(通称「紐野菜」)を設立、9月22日のDMMグループのプレスリリースで詳細が告知された。
 
*[https://dmm-corp.com/press/corporate/4862/ DMM.com、EXNOA、C2プレパラートの 共同出資により「株式会社code831」を設立]
 
【Code831】の屋号は2021年から始まったDMMとC2プレパラート共同の農業プロジェクトにおいても使用されており、それをそのまま流用した形となっている。しかし[[C2プレパラート(C2機関)の『野菜娘』商標侵害事件|過去の商標出願時のグダグダや配送した商品の管理の杜撰さ]]から、愚痴スレでは早くも「何かしらをやらかすのではないか?」と<s>期待</s>不安視されており、今後の事業の動向が注目されている。
 
紐野菜で取り扱った商品を仕入れたことがある北海道のむかわ町において、高校生相手に「特産野菜の擬人化キャラクター作成」を艦王が月2回ペースで特別講師として指導するというのだが、DMMの地方創生関連事業では福島県において高規格救急車の寄贈に絡む問題を引き起こしていたり、当のむかわ町でも「地方創生」を口実にした胡散臭いコンサルタント事業を町民ぐるみの反対で追い出した直後だけに先行きを不安視する意見や「艦王は補助金目当ての事業を獲得するためDMMに利用されているだけなのでは?」と心配する意見が愚痴スレにおいてすらも見られる状態である。
* 福島県国見町の高規格救急車寄贈に絡んでDMMが起こした不祥事やむかわ町のコンサルタント追放事例に関しては、紐野菜合弁会社が立ち上げられる2ヶ月前に刊行された集英社新書『[https://shinsho.shueisha.co.jp/kikan/1273-a/ 過疎ビジネス]』に詳しい(著者は仙台市に本社を置く河北新報の記者)。
 
併せて、これまで5年半にわたり何故か社名変更を徹底的に否認し続けて来たEXNOAが紐野菜合弁会社へ出資したことにより、[[カレー機関]]の<s>転進</s>新装開店後にこの合弁会社が書類上の経営主体となる場合は「2019年頃から使用を避け続けて来たタイトルロゴを始めとする『艦これ』や『艦娘』を始めとした同社の商標を今後は堂々と使えるようになるのではないか?」とする推測もある。


==FANZAとの関係==
==FANZAとの関係==
148行目: 179行目:
2020年には『雀魂』がDMMゲームズへ誘致され、さらにDMMをプラットフォームとする<s>エロバレー</s>DOAXVVがアズレンとのコラボを実施。2021年には、中国大陸での運営元となるBilibiliも『ファイナルギア』でDMMゲームズへ参入した。
2020年には『雀魂』がDMMゲームズへ誘致され、さらにDMMをプラットフォームとする<s>エロバレー</s>DOAXVVがアズレンとのコラボを実施。2021年には、中国大陸での運営元となるBilibiliも『ファイナルギア』でDMMゲームズへ参入した。


===アニメサミットonline不参加===
===アニメ・ゲームサミットonline===
2020年は[[新型コロナによる影響]]で3月に開催予定だったAnime Japanが中止されたが、7月2・3日にDMMの主催で「[https://pictures.dmm.com/lp/anime-online-expo/appointments/ アニメサミットonline]」と題する業界関係者向けのオンライン展示会が開催された。<br />
2020年は[[新型コロナによる影響]]で3月に開催予定だった[[AnimeJapan]]が中止されたが、7月2・3日にDMMの主催で「[https://pictures.dmm.com/lp/anime-online-expo/appointments/ アニメサミットonline]」と題する業界関係者向けのオンライン展示会が開催された。<br />
同イベントへの出展は'''完全無料'''(諸経費をDMMが全額負担)で、オンライン上の展示・商談に特化した内容となっており一般公開は一部のスタジオ配信等に限られるが、作品単位は【もろちん】'''KADOKAWAとENGIは[https://gamebiz.jp/?p=269520 イベント自体を不参加でスルー]している'''(2社とも出展企業に名前が無い)。
同イベントへの出展は'''完全無料'''(諸経費をDMMが全額負担)で、オンライン上の展示・商談に特化した内容となっており一般公開は一部のスタジオ配信等に限られるが、作品単位は【もろちん】'''KADOKAWAとENGIは[https://gamebiz.jp/?p=269520 イベント自体を不参加でスルー]している'''(2社とも出展企業に名前が無い)。
開催発表当初は「艦王に突き付けられた踏み絵」と言う意味で注目されていたが、結果は'''艦王お得意の「ほんとごめんwwwww」炸裂'''と言う結果に終わった。出展費用の問題が無いにも関わらず、DMM主催イベントを不自然に回避する姿勢を見せたことにより'''<span style="color:#ff0000">「艦王とDMMの不仲」を立証する状況証拠がまた一つ積み上がった</span>'''と言える。
開催発表当初は「艦王に突き付けられた踏み絵」と言う意味で注目されていたが、結果は'''艦王お得意の「ほんとごめんwwwww」炸裂'''と言う結果に終わった。出展費用の問題が無いにも関わらず、DMM主催イベントを不自然に回避する姿勢を見せたことにより'''<span style="color:#ff0000">「艦王とDMMの不仲」を立証する状況証拠がまた一つ積み上がった</span>'''と言える。
156行目: 187行目:
なお3月のAnimeJapan(オンライン開催のみ)にはDMM picturesも出展していたが、前述の通りZZはもとより艦これ関連は同社では一切扱っていない。
なお3月のAnimeJapan(オンライン開催のみ)にはDMM picturesも出展していたが、前述の通りZZはもとより艦これ関連は同社では一切扱っていない。


{{DEFAULTSORT:かんおうのたいでぃーえむえむかんけい}}
2022年1月に開催された第3回では初めてKADOKAWAが出展し、<s>前年に失脚して暇そうな</s>物量が基調講演を行ったがZZ関連の情報は3月のAnimeJapanで開催予定のステージへ回すと言うことで特に出なかった模様。
 
==脚注・出典==
<references />
 
{{DEFAULTSORT:かんおうのたいていいえむえむかんけい}}
[[Category:DMM・EXNOA]]
[[Category:C2プレパラート・C2機関]]
[[Category:C2プレパラート・C2機関]]
[[Category:田中謙介]]
[[Category:田中謙介]]
[[Category:C2機関の関係者]]
[[Category:C2機関の関係者]]
[[Category:C2プレパラート・C2機関の関連会社]]
2,502

回編集