「角川アーキテクチャ」の版間の差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
135行目: 135行目:
*親会社のKADOKAWAの決算公告で「角川アーキテクチャ」の名前が出ているのは2018年3月期の通期決算資料のみで、<b>以降は事業報告はおろか主な子会社の欄にも一切名前は出てこない。</b><br />角川の主な連結子会社の欄に角川アーキテクチャの名前は確認できる。ただし公式サイトと呼べるものが先述のお問い合わせのページしか存在しないためかリンクが用意されておらず、当該連結子会社一覧のページの中で異彩を放っている。
*親会社のKADOKAWAの決算公告で「角川アーキテクチャ」の名前が出ているのは2018年3月期の通期決算資料のみで、<b>以降は事業報告はおろか主な子会社の欄にも一切名前は出てこない。</b><br />角川の主な連結子会社の欄に角川アーキテクチャの名前は確認できる。ただし公式サイトと呼べるものが先述のお問い合わせのページしか存在しないためかリンクが用意されておらず、当該連結子会社一覧のページの中で異彩を放っている。


===決算について===
==決算の内容について==
*本社の所在地は角川第2本社ビル内であり、常勤の社員は1名だけ。<br />このことから以下の状況が推察できる。これらにより、「一般的な会社の最も大きな支出である固定費が全て免除状態になっている」ということがわかる。<br />公表している決算はあまりあてにならないといって良い。
本社の所在地は角川第2本社ビル内であり、常勤の社員は1名だけ。<br />このことから以下の状況が推察できる。これらにより、「一般的な会社の最も大きな支出である固定費がほぼ免除状態になっている」ということがわかる。<br />公表している決算はあまりあてにならないといって良い。
**「家賃はほぼ0」
*「家賃はほぼ0」
***もし支払うとするとKADOKAWAに対して利用している面積分の家賃を支払い、KADOKAWAが受け取る内部売上になる。
**もし支払うとするとKADOKAWAに対して利用している面積分の家賃を支払い、KADOKAWAが受け取る内部売上になる。
**「人件費はほぼ0」
*「人件費はほぼ0」
***KADOKAWAの方々が片手間に仕事をしてくれており、常勤社員がいない。非常勤はいるかもしれないが。
**KADOKAWAの方々が片手間に仕事をしてくれており、常勤社員がいない。非常勤はいるかもしれないが微々たるものだろう。
**「光熱費はほぼ0」
*「光熱費はほぼ0」
***同居しているかたちなので光熱費はKADOKAWA持ち。
**同居しているかたちなので光熱費はKADOKAWA持ち。
**この会社単体ではやっていけないので、親会社から運転資金が常に投入されている
*会社単体ではやっていけないので、親会社から運転資金が常に投入されている
***親会社の株主資本が圧倒的に多く増加傾向にあることから推察できる。親会社が圧倒的に大きく、子会社が小さい場合はよくある話。
**親会社の株主資本が圧倒的に多く、それが増加傾向にあることから推察できる。親会社が圧倒的に大きく、子会社が小さい場合はよくある話。


*角川アーキテクチャの主な売上は以下の通り。
角川アーキテクチャの主な売上は以下の通り。
**版権収入
*版権収入
***他社がフィギュアなどを作成する際に窓口となる。商品化の際、版権管理手数料を受け取る。
**他社がフィギュアなどを作成する際に窓口となる。商品化の際、版権管理手数料を受け取る。
**商品売上
*商品売上
***艦これ関連CDのキャラソン、艦娘遊撃隊の写真集の製作元はこの会社となっている(販売はKADOKAWA)。
**艦これ関連CDのキャラソン、艦娘遊撃隊の写真集の製作元はこの会社となっている(販売はKADOKAWA)。


親会社であるKADOKAWAのように有価証券報告書を公開していないために、詳細な売上金額・内容などは不明である。
親会社であるKADOKAWAのように有価証券報告書を公開していないために、詳細な売上金額・内容などは不明である。
決算の大原則は【利益=売上-支出】である。<br />売上が少なければ利益は出ないし、売上があっても支出が多ければ利益は出ない。支出を減らして、売上を高めることが利益を生む。


====第2期決算公告====
====第2期決算公告====
*3597万9000円の黒字であり、一事業を管理するために立ち上げたペーパーカンパニーのようなもの(ぶっちゃけ法人化せず事業部扱いでも構わなかった)としては、実はそれほど悪いものでもない。
3597万9000円の黒字であり、一事業を管理するために立ち上げたペーパーカンパニーのようなもの(ぶっちゃけ法人化せず事業部扱いでも構わなかった)としては、実はそれほど悪いものでもない。
**固定資産278万6000円に対して、流動資産が2億1795万4000円であり、資産はほぼ現金か商品在庫であることがわかる。
*固定資産278万6000円に対して、流動資産が2億1795万4000円であり、資産はほぼ現金か商品在庫であることがわかる。
***固定資産には角川アーキテクチャ割当分の艦これ関連商品版権が含まれる。また、金額から不動産など長期的価値のあるものをほとんど保有していないことも確認できる。
**固定資産には角川アーキテクチャ割当分の艦これ関連商品版権が含まれる。また、金額から不動産など長期的価値のあるものをほとんど保有していないことも確認できる。
**流動負債が1585万7000円である。これが主たる営業活動によって発生した支出にあたり、営業活動はあまり積極的に行っていなかったと推察できる。
*流動負債が1585万7000円である。これが主たる営業活動によって発生した支出にあたり、営業活動はあまり積極的に行っていなかったと推察できる。


====第3期決算公告====
====第3期決算公告====
*3587万1000円の黒字であるが、内訳に注目。
3587万1000円の黒字であるが、内訳に注目。
**流動負債が7170万4000円と急増し、流動資産が3億785万0000円と急増。固定資産も460万8000円と微増した。<br />株主資本も微増しているが大した金額ではない。
*流動負債が7170万4000円と急増し、流動資産が3億785万0000円と急増。固定資産も460万8000円と微増した。<br />株主資本も微増しているが大した金額ではない。
***営業活動を示す流動負債に対して、固定資産は大して増えずに流動資産が増えたことから、艦娘遊撃隊やC2機関 1MYBの関連商品展開が主な内容であったことが推察できる。<br />ぬいぐるみやタオルなどのグッズはKADOKAWAが持つ既存の商品生産ラインで対応できるために出費は最小限に抑えられ、とりあえず元は取れている様子。
**営業活動を示す流動負債に対して、固定資産は大して増えずに流動資産が増えたことから、増えたのは現金や商品在庫。つまり艦娘遊撃隊やC2機関 1MYBの関連商品展開が主な内容であったことが推察できる。<br />ぬいぐるみやタオルなどのグッズはKADOKAWAが持つ既存の商品生産ラインで対応できるために出費は最小限に抑えられ、元は取れて利益も出ている様子。


====第4期決算公告====
====第4期決算公告====
*一応黒字ではあるが、222万7000円と黒字額は前期までに比べて大幅に縮小した。<br />考えられる代表的な要因は「営業活動に失敗して大赤字を出した」「営業活動で生産した商品が、まだ市場に出ていないので売上が入ってきておらず、その分利益を食ってしまっている」。
一応黒字ではあるが、222万7000円と黒字額は前期までに比べて大幅に縮小した。<br />考えられる代表的な要因は以下の通り。
**流動負債が3124万4000円と減少し、流動資産が2億6324万7000円と減少。一方、固定資産が1097万9000円と大幅に増加。<br />株主資本も微増しているが大した金額ではない。
#営業活動に失敗して大赤字を出した
***固定資産の急増から艦これアニメ2期に関する生産活動を積極的に行っており、完成した分の商品や版権が資産化したものの、その商品がまだ市場にでていないので利益が手に入らない状態になっていると考えられる。<br />流動資産の現金を流動負債というかたちで投資し、固定資産を生みだしたものの、それによる売り上げが入ってきていないのだ。<br />商品がまだ売られず利益がない以上、生産活動による支出分だけ利益を食ってしまい、最終的に大幅な黒字額の減少という結果を生み出してしまったと考えるのが妥当であろう。
#他社でのフィギュアなど関連商品の生産が止まり、売上が急落している
**次の期でどれだけ巻き返した数字が作れるか、逆に作れないかで、「艦これ」というコンテンツの価値が、今後のKADOKAWAにおける商品の扱いが決まると言って過言ではない。
#営業活動で生産した商品などがまだ市場に出ていないので売上が入ってきておらず、その分利益を食ってしまっている
 
*流動負債が3124万4000円と減少し、流動資産が2億6324万7000円と減少。一方、固定資産が1097万9000円と大幅に増加。<br />株主資本も微増しているが大した金額ではない。
**固定資産の急増から艦これアニメ2期に関する生産活動を積極的に行っており、完成した分の商品や版権が資産として計上されたものの、その商品がまだ市場にでていないので利益にならない状態と考えられる。<br />流動資産であった現金を流動負債というかたちで投資し、固定資産(商品・版権)を生みだしたものの、それによる売上がまだ入ってきていないのだ。<br />今期は投資した支出分だけ計上して売上が計上されていないため、その分利益を食ってしまい、最終的に大幅な黒字額の減少という結果を生み出してしまったと考えるのが妥当であろう。
*次の期でどれだけ巻き返した数字が作れるか、逆に作れないかで、「艦これ」というコンテンツの価値が明白となり、今後のKADOKAWAにおける商品の扱いが決まると言っても過言ではない。


==その他==
==その他==
3,436

回編集

案内メニュー