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Tanakakiero (トーク | 投稿記録) |
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[[Z級クソアニメ]]の頃まではDMMブラゲーの看板と言えば艦これであった。<br/> | [[Z級クソアニメ]]の頃まではDMMブラゲーの看板と言えば艦これであった。<br/> | ||
そもそも艦これ以前のDMMゲームズはLord of Walkureなどアダルト系のタイトルしかリリースしておらず、艦これが実質初の非アダルト系タイトルである。艦これの大ヒットを受けて非アダルト系作品が多数リリースされるようになったと言え、DMMの非アダルト系の建前上の看板タイトルが艦これという状況自体は現在も大きく変わってはいない<ref>[https://help.dmm.com/-/detail/=/qid=18184/ ただし課金関連を理由にDMM GAMESの規約で18歳未満は登録できないため]、DMM内のゲームは全年齢向けなのに18歳未満はできない。なお刀剣乱舞Pocketなどのように公式スマホアプリ等を使ったDMMを介さない登録方法であればもちろん未成年でも登録可能である。<s> | そもそも艦これ以前のDMMゲームズはLord of Walkureなどアダルト系のタイトルしかリリースしておらず、艦これが実質初の非アダルト系タイトルである。艦これの大ヒットを受けて非アダルト系作品が多数リリースされるようになったと言え、DMMの非アダルト系の建前上の看板タイトルが艦これという状況自体は現在も大きく変わってはいない<ref>[https://help.dmm.com/-/detail/=/qid=18184/ ただし課金関連を理由にDMM GAMESの規約で18歳未満は登録できないため]、DMM内のゲームは全年齢向けなのに18歳未満はできない。なお刀剣乱舞Pocketなどのように公式スマホアプリ等を使ったDMMを介さない登録方法であればもちろん未成年でも登録可能である。<s>要は、まともなスマホアプリさえ出せれば未成年も遊べるのである。</s></ref>。 | ||
ただ、実際のシェアとしては刀剣乱舞を始めとする他タイトルに水を開けられているのはほぼ確実と見られており「DMMとして力を入れているか」と問われれば答えは「否」で「艦これは単なる客寄せパンダ的な存在に成り下がっている」という見方が日増しに強まっている。<br/> | ただ、実際のシェアとしては刀剣乱舞を始めとする他タイトルに水を開けられているのはほぼ確実と見られており「DMMとして力を入れているか」と問われれば答えは「否」で「艦これは単なる客寄せパンダ的な存在に成り下がっている」という見方が日増しに強まっている。<br/> | ||
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もともとDMMの本体部門はアダルトビデオ販売で急成長してきたという実績があることから、上記の経緯もあり最初期(DMMブラゲとしては2番目の古参であった)の艦これには「DMM=エロ」のイメージ払拭を期待されていた面がある。とは言え中破絵がある以上は「中途半端な寸止め脱衣ゲー」の揶揄を免れるものではなく、そうした揶揄に対する反発が田中謙介と艦豚の双方からの過剰なまでの「硬派・鎮魂・慰霊」アピールと先鋭化・カルト化の遠因になったとも言える。 | もともとDMMの本体部門はアダルトビデオ販売で急成長してきたという実績があることから、上記の経緯もあり最初期(DMMブラゲとしては2番目の古参であった)の艦これには「DMM=エロ」のイメージ払拭を期待されていた面がある。とは言え中破絵がある以上は「中途半端な寸止め脱衣ゲー」の揶揄を免れるものではなく、そうした揶揄に対する反発が田中謙介と艦豚の双方からの過剰なまでの「硬派・鎮魂・慰霊」アピールと先鋭化・カルト化の遠因になったとも言える。 | ||
2019年5月、DMMの創業メンバーで設立以来のゲーム部門トップで艦これについて言及したこともあった<ref>インタビューで「加賀市出身なので加賀を愛用している」とコメントしたこともある。</ref> | 2019年5月、DMMの創業メンバーで設立以来のゲーム部門トップで艦これについて言及したこともあった<ref>インタビューで「加賀市出身なので加賀を愛用している」とコメントしたこともある。</ref>片岸憲一が退任。同時期には、パワーコードスタジオ代表として艦王と二人三脚で艦これの運営に当たって来た岡宮道生が[https://twitter.com/M_Okamiya/status/1139263301412478977 非常に意味深な発言]をしている。 | ||
同年8月には「DMM GAMES | 同年8月には「DMM GAMES FESTIVAL」と題して25タイトル合同キャンペーンが開催されているが、例によって艦これはハブられたままであった。その後同様の合同キャンペーンが幾度か開催されているが、艦これは2021年12月のプラットフォーム10周年キャンペーンに参加するまでスルーを続けて来た経緯もあり、傍目から見ても「もはや艦これはDMM GAMESの主力タイトルではない」という見方が強まっている<ref>明言されたわけではないが、DMMの主力タイトルとしては刀剣乱舞を始め御城プロジェクト:RE、FLOWER KNIGHT GIRL(花騎士)、千年戦争アイギス、文豪とアルケミストなどが挙げられる事が多い。</ref>。 | ||
DMMゲームズは2020年4月10日付でEXNOA(エクスノア)に社名変更し、同20日付でアダルト系ブランドを「FANZA GAMES」へ改称した。マイルド版に関しては従来通り「DMM GAMES」ブランドを使用している。 | DMMゲームズは2020年4月10日付でEXNOA(エクスノア)に社名変更し、同20日付でアダルト系ブランドを「FANZA GAMES」へ改称した。マイルド版に関しては従来通り「DMM GAMES」ブランドを使用している。 | ||
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===日本国外での展開=== | ===日本国外での展開=== | ||
2017年頃を境に中国・韓国・台湾製のゲームの日本版運営権を積極的に獲得しており、逆に刀剣乱舞や一血卍傑、千年戦争アイギス、花騎士、かんぱに、メガキスなどを海外のプラットフォームに向けたライセンス供与も実施している。なお英語圏では主にカナダのNutakuが運営元となることが多い。 | |||
何かと艦豚が敵視しているアズレンの中国大陸版運営権を持つBilibiliもDMMにとっては複数タイトルをライセンスしている主要取引先の1社であり、2021年には日本法人がファイナルギアでDMMゲームズへの参入を発表し「相互乗り入れ」が実現した。 | |||
2019年2月には韓国に設立された現地法人「DMM GAMES KOREA」が業務を開始し、同年秋に『ラストオリジン』の誘致が発表されている。 | 2019年2月には韓国に設立された現地法人「DMM GAMES KOREA」が業務を開始し、同年秋に『ラストオリジン』の誘致が発表されている。 | ||
なお余談ではあるが、かつてDMMが商標でやんわりと苦言を述べたアズレンのアニメ版は普通にDMMでも配信されており、2020年5月にはそのアズレンの日本版と英語版を運営するYostarが『雀魂』で参入を果たしている。 | |||
DMMゲームズのトップページは英語と繁体字中文のメニューがあり『オトギフロンティア』など一部のタイトルはEXNOAの直営でこれらの他言語版が運営されている。 | DMMゲームズのトップページは英語と繁体字中文のメニューがあり『オトギフロンティア』など一部のタイトルはEXNOAの直営でこれらの他言語版が運営されている。 | ||
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これに対してリアル系の艦船が登場するアクションゲームやシミュレーションゲームは積極的に誘致されており、タイトルによっては掛け持ちの艦豚が発生してうざがられている。 | これに対してリアル系の艦船が登場するアクションゲームやシミュレーションゲームは積極的に誘致されており、タイトルによっては掛け持ちの艦豚が発生してうざがられている。 | ||
主なタイトルには中国のCool Factoryが開発した『戦艦帝国』のブラウザ版『真・戦艦帝国』を始め、陸海空複合型の『War | 主なタイトルには中国のCool Factoryが開発した『戦艦帝国』のブラウザ版『真・戦艦帝国』を始め、陸海空複合型の『War Thunder』があり、アズレンとの同盟関係で艦豚から目の敵にされておりDMM誘致後は艦これを無視して城プロとコラボする屈辱的対応で騒然となったWoWsも一時進出していたが2020年末を以て撤退した。また、ブラウザ版ではなくBlueStacks互換ランチャーのDMM GAME PLAYER向けで『蒼焔の艦隊』が誘致されている。 | ||
==艦これ(界隈含む)と関係のある主要タイトル== | ==艦これ(界隈含む)と関係のある主要タイトル== | ||
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第二次世界大戦から冷戦期の戦車・艦船・軍用機が登場するが、艦船はやや遅れて追加されたこともあって長らくアメリカ・イギリス・ドイツ・ソ連の4陣営のみの登場で、日本の艦船が無かったためWoWsなどに比べると艦豚の流入は稀であった。また、プレイヤーの大半を萌えミリに否定的な層が占めていることもあって、たまに艦これネタが出ると非常にうざがられる。<br/> | 第二次世界大戦から冷戦期の戦車・艦船・軍用機が登場するが、艦船はやや遅れて追加されたこともあって長らくアメリカ・イギリス・ドイツ・ソ連の4陣営のみの登場で、日本の艦船が無かったためWoWsなどに比べると艦豚の流入は稀であった。また、プレイヤーの大半を萌えミリに否定的な層が占めていることもあって、たまに艦これネタが出ると非常にうざがられる。<br/> | ||
ところが、2019年5月にプレオーダーを開始した清霜を1隻目として新たに日本艦が追加されるようになって以降、DMM運営と言う繋がりがあるためか日本版の公式アカウントは艦これネタを絡めて実艦の紹介をするようになった。そのため、艦これを明確に嫌悪・敵視する姿勢が顕著なWoWsからWTに掛け持ちの艦豚が流入するのではないかと強く懸念されていたものの意外とその様子はなかった。 | |||
===御城プロジェクト:RE=== | ===御城プロジェクト:RE=== | ||
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大型アップデート前には生放送を行うことがあり、およそ半年に1度くらいのペースである。普段は静かだが生放送の際には「#城プロ」がツイッタートレンドに入るくらいのポテンシャルは持っている。 | 大型アップデート前には生放送を行うことがあり、およそ半年に1度くらいのペースである。普段は静かだが生放送の際には「#城プロ」がツイッタートレンドに入るくらいのポテンシャルは持っている。 | ||
競合コンテンツに『月刊コミック電撃大王』の読者参加企画を原作とするGREEの『城姫クエスト 極』があり、2021年4月にはこちらも何の事前予告もなくDMMゲームズへ参入したが(他にニコニコアプリでも提供)、城プロとは掛け持ちプレイヤーも多く艦船擬人化ほどはギスギスしていない。また、城姫のDMM参入以前から両タイトルの関連書籍は城プロがファミ通(Gzブレイン)、城姫が電撃とどちらも現在はKADOKAWA Game Linkageの前身企業から出版されており、この点でも電撃のアズレン推しを本社組が艦これへの反逆行為扱いでよってたかって叩き潰した艦船擬人化のいざこざとは対照的と言える。 | |||
===真・戦艦帝国=== | ===真・戦艦帝国=== | ||
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漫画『ジパング』とのコラボを行ったことがある。ジャンル的には艦これとのコラボがありそうに見えるが、[https://www.4gamer.net/games/338/G033807/20170905068/ 上級顧問が媚びない姿勢が本作の魅力と答えたり]と擬人化などのジャンルは否定しないが距離をとっているため同じDMMブラゲー間であっても完全にスルーされている。 | 漫画『ジパング』とのコラボを行ったことがある。ジャンル的には艦これとのコラボがありそうに見えるが、[https://www.4gamer.net/games/338/G033807/20170905068/ 上級顧問が媚びない姿勢が本作の魅力と答えたり]と擬人化などのジャンルは否定しないが距離をとっているため同じDMMブラゲー間であっても完全にスルーされている。 | ||
また、呉の大和ミュージアムに寄附を実施するなどの社会貢献活動も行っており、その面からも[[佐世保鎮守府巡り]] | また、呉の大和ミュージアムに寄附を実施するなどの社会貢献活動も行っており、その面からも[[佐世保鎮守府巡り]]の時に実施予定だと言っていた寄附についてイベント終了後も説明せず逃げ回った末に[[佐世保鎮守府巡り 寄付金疑惑まとめ|「ある種の人たち」と逆ギレ]]した艦王とは至って対照的と言える。 | ||
===千年戦争アイギス=== | ===千年戦争アイギス=== | ||
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当時のブラゲーとしては純粋に遊べる高めのゲーム性や、初期の世界観を重視して世間の流行りに乗らなかったりと運営の作品を大事にする姿勢<ref>ユーザーに不便を強いるのは承知で、世界観重視のためにあえて10連ガチャを意図的に実装しないと公言や、定番の限定ガチャ商法をやらない等。さすがに昨今の流れもあって現在はどちらも解禁している。</ref>などで、基本的に安定した評価を得ていた。以降もマイルド版重視でアダルト要素が蔑ろにされたり、インフレキャラを出してしまったりとやらかし、炎上等はあるがそのたびに既存のキャラのバランス調整や補填等をしっかり行って登録者数を伸ばし、'''2019年8月に登録者数500万人を達成し艦これの登録者数を上回った。''' | 当時のブラゲーとしては純粋に遊べる高めのゲーム性や、初期の世界観を重視して世間の流行りに乗らなかったりと運営の作品を大事にする姿勢<ref>ユーザーに不便を強いるのは承知で、世界観重視のためにあえて10連ガチャを意図的に実装しないと公言や、定番の限定ガチャ商法をやらない等。さすがに昨今の流れもあって現在はどちらも解禁している。</ref>などで、基本的に安定した評価を得ていた。以降もマイルド版重視でアダルト要素が蔑ろにされたり、インフレキャラを出してしまったりとやらかし、炎上等はあるがそのたびに既存のキャラのバランス調整や補填等をしっかり行って登録者数を伸ばし、'''2019年8月に登録者数500万人を達成し艦これの登録者数を上回った。''' | ||
なお2019年にDMMへ誘致されたコロプラのアプリ『アリス・ギア・アイギス』は本作との混同を避けるためか「アイギス」でなく「アリスギア」と略すように推奨されている。 | |||
また数少ないCVを用いていないゲームでもあるが、2020年春期の[[新型コロナによる影響]]を受けてソーシャルゲーム全般でイベントの新録が困難になるなどの悪影響が出始める中、この点が逆にメリットとなり安定してイベント開催などを続けられるゲームと言う点から注目されつつある。 | また数少ないCVを用いていないゲームでもあるが、2020年春期の[[新型コロナによる影響]]を受けてソーシャルゲーム全般でイベントの新録が困難になるなどの悪影響が出始める中、この点が逆にメリットとなり安定してイベント開催などを続けられるゲームと言う点から注目されつつある。 | ||
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以上の経緯から何かと『艦これととうらぶ…どうして差がついたのか…慢心、環境の違い』などと外野はもちろん(まっとうな)提督からも艦これ運営の姿勢や態度などの比較に度々持ち出される。 | 以上の経緯から何かと『艦これととうらぶ…どうして差がついたのか…慢心、環境の違い』などと外野はもちろん(まっとうな)提督からも艦これ運営の姿勢や態度などの比較に度々持ち出される。 | ||
なおDMMのゲームにしては珍しく公式生放送に消極的で、2020年1月に5周年記念で実施したのが初であった。もっともこれは普段のアップデート内容の告知がTwitterのみで理路整然と完結している面が大きい。グッズやフィギュア、特に<s> | なおDMMのゲームにしては珍しく公式生放送に消極的で、2020年1月に5周年記念で実施したのが初であった。もっともこれは普段のアップデート内容の告知がTwitterのみで理路整然と完結している面が大きい。グッズやフィギュア、特に<s>2022年3月まで[[グッスマ陥落|他艦船擬人化ゲーの製品化を徹底的に避けていた]]</s>グッドスマイルカンパニーのお披露目会や刀ミュなどは告知に関する生放送を都度行うことがある。 | ||
日本に引き籠もる艦これを尻目に海外進出も実現しており、最初に進出した中国大陸ではアズレンを運営するbilibiliがメインのプラットフォームとなっていた。なお大陸版は2019年10月末に終了したが、2021年初頭には英語版の事前登録が始まっている。 | 日本に引き籠もる艦これを尻目に海外進出も実現しており、最初に進出した中国大陸ではアズレンを運営するbilibiliがメインのプラットフォームとなっていた。なお大陸版は2019年10月末に終了したが、2021年初頭には英語版の事前登録が始まっている。 | ||
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