ココアクリームサンド戦争
2019年に起きた「ナビスコ・オレオ」と「ヤマザキ・ノアール」に関する騒動。
概略
2019年9月、艦これは「ナビスコ・オレオ」のコラボ商品をローソンで展開すると発表。当然艦豚たちはいつものように盛大に大はしゃぎ…………
しなかった。
厳密に言うとできなかったのである。というのも、オレオはリッツとともにナビスコの商品だが、2016年にナビスコがそれまで日本向け商品の製造元となっていたヤマザキ製パンとの提携を半ば後ろ足で砂をかける形で解消、そして新たな製造先は寄りにも寄って……
中国だったのである。
この件に関してはあくまで日本向けの製造先が変わっただけであり味・品質などは特に大きくは変わっていないと言われているのだが、
Amazonの当該製品のレビューなどを見れば「中国製になったから買わない」というNTUYみが溢れる評価が多数を占めている。
そんなものに対し国士気取りの艦豚たちが喜べるはずもなく、中には運営に突撃したバカも出た。
ちなみにけんちょんはご丁寧にもオレオを企画中などに食べていると発言しているため、けんちょんとの関与を否定する(要するにローソンが勝手にやった)説はまたもやフレンドリーファイヤーで焼き尽くされることになった。
けんちょんと艦豚の温度差がここでも伺える。
そしていざコラボが開始されると、統率の取れた行動ができるはずもない艦豚達の動きは2つに分かれる事となった。
1つは「ナビスコ自体は中国の企業じゃないからいい」とかまた屁理屈を捏ねて艦税という名の重税を課せられたオレオを購入したもの、
もう1つは提携解消後のヤマザキが代替商品として出した「ヤマザキ・ノアール」を期間中に買って食べた、などというある意味一本筋の通った不買運動を粛々と実行に移したものである。
つーか(オレオもノアールも)「買わない」って選択肢はねーのかよ
内ゲバ気質の強い艦豚達がこれが原因で大規模な抗争に発展するのではないかとも思われたが、すぐに話題にも上がらなくなった。
熱い以下略ローソンさんコラボの影響力低下が如実に現れているのだろう
なおコラボとはどんなものだったのか知りたい人は19秋~冬の当該項を見てみよう
余談
上記の件で話題になった「ヤマザキ・ノアール」であるが、これをリアルイベントで配っていたゲームがある。
それが【あの】「アズールレーン」である。
また、日本のプロサッカートーナメントだった「ナビスコ・カップ」はヤマザキ・ナビスコがスポンサーだった。
2016年は提携解消後になるものの急なことなのでナビスコ杯で行こう、とヤマザキは提案したが、日本プロサッカーリーグは「今までの恩を返したい」という理由からリッツの代替商品である「ヤマザキ・ルヴァン」の名前を冠して急遽「ルヴァン・カップ」に改称したという経緯があったりする。
この事を知っているような国士様気取り知っていたかどうかすら怪しいがなら流石にオレオに媚びるような真似はできなかったのだろう。
ちなみにオレオ自体は1912年、つまり艦これが生まれる一世紀前から存在するため、アメリカの大衆文化にもなじみが深い。
その頃から「クリームを挟むチョコレートクッキー」という基本スタイルが変わっていないらしい。
日本のマクドナルドのデザート「マックフルーリー」に入っているのもこの(中国輸入の)オレオである。このせいで健康問題が起こったとかいう話は特に聞かれない。