14夏イベ
2014年8月8日開始。タイトルは「AL作戦/MI作戦」
下記の外部リンクも参照。
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イベント概要
大まかな元ネタはタイトルの通りで、E1・E2がAL作戦、E3~E5がMI作戦となっている。
また全体の流れを見ていくと、くーろくろキャラの優遇が目立つ最初で最後のイベントになっている。
このイベントは新システムの導入が特に多かった。
出撃制限
後に「呪いのお札」として語り継がれるシステムの事である。今回はAL作戦・MI作戦の2種類の呪符がつき、いずれかの札がついたキャラはもう片方の札がつくマップには出撃不能になる。
別方面に向った艦隊は参加不可能という事を表現するための手法ではあるのだろうが、システム的にはそもそも彼女達の出撃・帰還地点は全員一律で鎮守府だけであり、中継基地の類は一切存在しないので違和感しかない。
なお、後のイベントでは同じ方向・海域に向ったキャラに別のお札が付くという悔怪現象を引き起こす事となる。何を表現したかったのかよく分からない。
このイベント限定で、支援艦隊に編入できるのはAL作戦・MI作戦の呪符がついていないキャラのみという制限もあった。
連合艦隊
第1・第2艦隊を連結して連合艦隊として12体を同時運用するシステム。
当時はとかく説明不足で、艦隊の連結方法に加えて、連合艦隊が成立する条件すらも仄めかしレベルの情報でしか寄越さないという徹底振りだった。もはや非公式(公式)wikiを読まないとまともに進行不能だった。
また、これに付随して【護衛退避】が追加された。これは連合艦隊で大ダメージを受けた味方を駆逐艦1隻と一緒に退避させるシステムである。
なお、これを使用するには、大淀改の持参装備である「艦隊司令部施設」を第一艦隊旗艦に装備させる必要がある。
一応「大淀」自体は本イベントのE2突破報酬になっており、連合艦隊を要求されるのはE3以降だったので、E2で手に入った大淀をレベル35まで上げて改造してからE3に行けば、いきなり護衛退避が使えるようになる。
ちなみにこのイベント以降、「艦隊司令部施設」の入手方法は大淀を改造する以外に入手方法は無かったのが、何故か17秋イベ)3年3ヵ月後PのE3突破報酬に混じっていた。
なお、これらの他にも細かい所で重要な要素が色々混じっていたのだが、詳細な説明はされなかった。
マップ説明
E1
AL作戦1個目のマップ。ルートが円になっている上に、そこここにハズレ分岐がある。
ここでいきなり後半での使用不能になるお札が付くのに、ちょっとでも田中が気に食わない構成で行くと即逸れるようになっていたため、いきなり攻略が躓くことになった人もいた模様。
14春イベで気に入ったのか、道中1マス夜戦が3ルート中2ルートに仕込まれており万全の簡悔体制であった。
またボス前索敵分岐の要求値がかなり高いのか、それともランダムで逸れやすくなっていたのかは不明だが、やたらと逸れやすくなっていた。とある人は「分岐マスにすらまともな確率で到達出来ないから、テンプレ構成で索敵装備ガン積みしたのに分岐で5回中5回逸れたので投げた」とのこと。司令Lv60以上だと1マス目から潜水カ級eliteが絶対出てくる上に、高確率で単縦陣からの先制雷撃を当らないようにお祈りを強いられる。なお、発想が貧弱だったので当時はまだ先制対潜はありません。
ボスは「重巡リ級」。司令部レベルによって最大で「重巡リ級改flagship」になる。
ここまでくると汎用名重巡洋艦の皮を被った戦艦と化す。しかも艦種自体は重巡洋艦なので、こちらに戦艦系がいないと昼砲撃が1巡で終わる。
その6年後、重巡洋艦の皮を被った戦艦どころか、重巡洋艦の皮を被った戦艦姫より硬い先制雷撃をしてきて命中補正+20を持つ汎用名重巡洋艦が出てくることなど、当時の豚共は知る由もなかった
突破報酬は家具職人と「春雨」。
E2
AL作戦2個目のマップ。軽空母メインのマップなのだが、普通に進むとほぼ確実に道中夜戦に引っかかる為かなり編成を吟味する必要がある。
当然ながら、ここでお札が付くとこれより後のマップに出撃できなくなる。一応、構成次第で夜戦マスを回避してボスに到達する事は可能なのだが…
道中のとあるマスで三分の二の確率で潜水艦艦隊と遭遇するが、通常の潜水艦隊マスと違って海域マップに潜水艦アイコンが表示されないという初見殺しがある。
更にこのマスでは司令Lv40以上の場合、三分の一の確率で軽母ヌ級flagship、戦艦ル級elite、重巡リ級elite、駆逐イ級後期型×2の水上艦編成が出てくる。つまり「潜水艦に遭遇したからと対潜対策していったら、今度は水上編成に叩きのめされる」というクソの二段構えなため、最終的に対水上艦編成にして潜水艦編成を引いた場合はひたすら祈るというのが攻略方法になった。
ボスは「北方棲姫」。深海のクソガキ。
一応陸上型なので攻略法はここまでに出てきた連中と似たような感じだが、ここは軽空母2隻縛りマップであり、空母用の対陸上型装備は無かったんだよね。
突破報酬は「大淀」。むしろ一緒についてくる勲章の方がおいしい気がしなくも無い。
これより後は「MI作戦」となる。つまり、ここまでに出撃したメンバーはこれ以降使えなくなる。
同キャラを育成していてかつそいつをE2までに出撃させていなければ、連れて行く事は可能。
E3
初の「連合艦隊」マップであり、新システム「航空戦マス」登場マップ。
ちなみに、このマップは道中の戦闘が全て「航空戦マス」になっており、全編ヲ級flagshipの航空攻撃に晒されるようになっている。
しかも司令部レベルが高いと出てくる新型航空機持ちの編成の場合は要求される制空値が跳ね上がるため、ちゃんと戦闘機を積まないととてつもない損害が出る上に1発でも食らうと重傷か致命傷のストレスフル。
ボスは「空母棲鬼」。いずれの編成も要求される制空値が異常に高いため、突き崩すのがやたらキツい。
突破報酬は色んな新装備。特に空母の装備である「熟練艦載機整備員」は火力+10(昼砲撃戦火力+15)と射程を「長」にする効果が乗っていたりと、かなり破格の性能になっている。
射程要らないってんなら彗星あたりを積んだ方が航空戦能力も砲撃戦時の火力も上がるんだけどな。
E4
ここも航空戦マスばかり。但し編成次第では逸れる確率の高い大回りルートを進まされる事もあり、最短ルート固定出来るキャラが欲しいマップ。
ところがそのルート固定を確実に出来る艦種がよりにもよって揚陸艦、つまり「あきつ丸」のみ。あきつ丸がいないとお祈り地獄を強いられることになる。
ただし逆を言えば、あきつ丸さえいれば他の海域では弾かれてしまうような編成も可能ということであり、持っている提督にとってはさほど苦にはならなかった。
あきつ丸自身についても火力貢献出来るキャラではなかったのだが、烈風を装備する事が出来たためこれをガン積みして制空専門として使うスタイルが流行った。
ボスは「中間棲姫」。ボス自体の高耐久と装甲非貫通時の割合ダメージシステムが合わさった結果、「砲も何も持たずに烈風ガン積みあきつ丸がボスに大ダメージを与える」という所謂「烈風拳ネタ」が生まれる原因となった。別にあきつ丸でなくても出るという事には突っ込んではいけない。なお、ここまでのボス連中に比べてお供が全体的にへっぽこだったので、それくらいしかネタにならなかった。
ルート固定に必要な「あきつ丸」について、入手方法が大型建造以外にはここのボス限定ドロップという悔しい要素がある。
突破報酬はダメコンと「時津風」。ここまで来てしずまの駆逐艦だから!と期待したプレイヤーを汎用キャラ性能で打ち砕いた。見た目性能に全振りって言えば許されると思うなよ。
ステージクリアには司令部LVにもよるが75前後では最速で9回、それ以上では10回のボスの撃沈が必要だった。
E5
1マス目に確定で潜水艦隊・2マス目以降は航空戦マスと夜戦マスの入り混じる、特定編成以外に対する嫌がらせ網が展開していた。
1マス目の潜水マスは弾薬消費がなく第一艦隊が先制雷撃の対象にならないため、対潜装備をした第二艦隊をローテーションすることで第一艦隊の疲労度を無視してレベリングができた。
ボスは「空母棲姫」。後に(空母)ババァと称されるようになる。
どの編成も制空値が異常に高く、またちゃんと計算した上で空母を戦闘機キャリアーにしていたのに道中の航空戦マスでガリガリ削られたせいで航空優勢取れるかどうかすらも運ゲーという事態をそこここで引き起こした。
空母棲姫を9回撃沈することでクリア、報酬は「雲龍」と勲章。
E6
E5クリア後に出現する田中渾身のギャグ。新システム導入の多い本イベントだが、【E6】だまし討ち自体は13秋イベの矢矧という先例があるので初ではない。一応E6海域自体は初。
設定的には「AL/MI作戦に主力が出払ってる隙に本土に攻め込まれちゃった微差栗作戦参加は任意です微差栗」頭沸いてんのか
なお、上記設定の通りE1~E5までに出撃したメンバーはE6には参加出来ない。
E3以降ここまで連合艦隊で来たのに、ここで通常艦隊に戻る。
1マス目から全力で殴ってくる上に、1戦目終了後に潜水艦が2隻以上いると強制的にバイバイ。ここまでまともな出番がなかった為にフルメンバー出撃可能であったろう潜水艦が最後まで出番のないまま終わることになった。以降は潜水艦隊&即死CI持ち旗艦の夜戦・空母ババァのマスしかないうんこ。ボス前には当然のようにハズレ分岐もある。
ボスが「戦艦棲姫」。司令部レベルが高いと最終的に2体に増える。司令部レベルが低くても運が悪いと2体に増える。
E5攻略までに試行錯誤して主力メンバーをほぼ使い切ったプレイヤーはそもそもボス到達すらままならない状況であったが、先行組の犠牲によりE6の存在を知っていた人達はここまでに使われないであろう主力連中を温存して、ちょっとキツめのイベントラストをクリアって感じで終わらせていた。艦これさんお得意の先行不利健在。
最速10回の撃沈でクリア、報酬は「磯風」。後に限定ドロップの女王と化す事になるとは、この時誰も知る由もなかった。
つーかだまし討ちの挙句、最低10週させての最後が駆逐艦てお前…
余談
- 今回の初要素まとめ
- 初のE6
- 初の呪いのお札
- 初の連合艦隊
- 初の航空戦マス
- 「早霜」と「清霜」も新規に追加されていたのだが、ドロップ地点がE6のボスマスと空母ババァのマス以外は「清霜」がE2、E3のボス限定。「早霜」がE4、E5のボス限定となっていた。
- 突破報酬キャラ数5体は(後により海域数の多いイベントが登場したにもかかわらず)単独1位の数字。
- 逆に、勲章実装以降の難易度非選択式イベントの中では「一番海域数が多い」にもかかわらず「勲章を貰える数が一番少ない」。
キャラと勲章、コレクションするならどっち微差栗?
一応これ以降にも貰える勲章の数の基本値が少ないイベントがあるので、全体として最低値というわけでは無い。
- 逆に、勲章実装以降の難易度非選択式イベントの中では「一番海域数が多い」にもかかわらず「勲章を貰える数が一番少ない」。
- E6報酬の「磯風」は、現在、通常海域ドロップや建造など通常の入手法が設定されていない最古のキャラとなっている(一応、限定ドロップで度々登場するが…)。
- E5の連合艦隊による潜水マスレベリングはこのイベント以降一マス目の習得経験値低下等でできなくなった。