軽空母、水上機・潜水母艦
艦これに登場する艦娘のうち、日本の軽空母、水上機・潜水母艦の問題点まとめ。
(艦これにおける分類に従い、鳳翔および龍驤は軽空母に分類する。また、商船を改造した特設空母も軽空母に含める)
声の欄に「★」がある声優は、他艦船擬人化ゲーのキャスティング歴があることを表す。
概説
航空母艦のうち小型のものを「軽空母」と呼ぶ。帝国海軍においては、ロンドン軍縮条約による規制をくぐり抜ける対応策として、規制枠外となる「補助艦艇」に後から空母転用が可能な艦艇を用意することを目的に開発が進められた。その結果既存の他種艦船や商船を空母に改造して運用する策がとられ、正規空母に準ずる性能を有する航空兵力として、後にミッドウェー海戦にて壊滅した機動部隊を再建する際に大きな役割を果たした。
愚痴スレに突撃して来た艦豚が「軽空母は艦これが独自に考案した用語」なる珍説を主張したことがあるがそんなことはなく、1960年代から"Light Carrier Vessel(LCV)"の訳語として普通に使われている。また第二次世界大戦当時の帝国海軍では「補助空母」「改造空母」「特設空母」などとも呼ばれていた。どっちにしろ艦これがスタートした2013年以前から「軽空母」と言う単語が存在していたことに変わりはない。
正規・装甲空母の項目でも述べられている事だが、空母の無印状態における艦載機の搭載数は概ね史実データに準拠した数になっており、改以上になると搭載数が大きく増える仕様となっている。
しかも軽空母の場合、正規空母のように1スロットあたりの搭載数が増えるだけとは違い、改化によるスロットが増える仕様+増えたスロットに十分な性能を発揮できる搭載数を設定+ついでに元から存在していたスロットも一回り盛るなどが合わさって、正規空母以上に搭載数の伸び幅が凄い事になっているキャラが多い。中には元の搭載数の少なさと相まって120%近く増えたキャラや元からそれなりの搭載数があったのに最終的に90%増えたキャラなども存在する。この仕様により、元から4スロ設定の飛鷹型が割を食っているように見えるが、飛鷹型は元から搭載数多いのでこれ以上盛るとバランスが崩壊することになる。元からバランスは崩壊しているというのは言わないお約束。
2期開始後はかつてのオリョクルが効率の悪化に伴い衰退する中で、新たに「バシクル[1]」の構成要員としてこき使われる羽目になる。それでも普段使いにおいても出番がない艦種よりはマシな待遇なのだろうが…
同型艦なし
龍鳳については後述。
鳳翔
最初期の空母であるフューリアス、ヴィンディクティヴ、アーガスなどに続く第二世代の空母。
艦豚は「鳳翔さんが世界初の空母!!」と事あるごとに主張しているが、実際には鳳翔が完成する5年前からイギリス海軍が空母フューリアスの運用と実戦投入を行っており、日本海軍が鳳翔を建造した際にはイギリス海軍からの大きな技術支援を受けている。
艦豚の主張を正すなら、正確には「鳳翔は最初から空母として設計された艦の中で、世界で初めて完成した艦」である。「世界で初めて、最初から空母として設計された艦」としてはイギリス艦のハーミーズ[2]が該当するため、世界初と言い張るために無理やりな条件を設定した感は否めない。
ゲームでは艦これに登場する軽空母の中では一番装備できるスロット数が少ない(ノーマルで2、改で3)のだが、燃費が良いという利点があるため、空母を要する遠征や1-5などの場所限定では活躍できる。
2022年12月6日のアプデにて改二と改二戦が実装。【改鳳翔型】なるIF艦型も大概だが、改二時点で何故か艦種名が軽空母から航空母艦に変わる[3]。改二戦に至っては【戦力投射母艦】というIF艦種[4]に変化するため、ついに史実度外視で頭から足の先までシジツッ丸出しキャラと化することになった。なお、いずれも内部艦種は軽空母のままで変わっていない。
改造に必要な条件も当たり前のように改装設計図とカタパルトが要求される事に加えて改造レベルも91と悔しさに溢れている。改二以降は4スロになり、性能も別人化レベルで強化されるが、既存のキャラと比べても一歩劣るので【なんかへんな補正】が無い限りはいらない。但し、同じカタパルト要求組の芋護衛空母連中よりも性能が高いため、むしろそいつらの出る幕が無くなる…?強者には勝てないが弱者は食う、最悪のクソキャラである
「改二⇔改二戦」はコンバート(必要レベル92)になっているが、改二戦に改造すると何故か装甲と対潜以外の基礎ステータスが低下&3スロ目激減・4スロ目に至っては搭載機数がゼロになり、更に艦上攻撃機も積めなくなるという弱体化のみ。まだ戦えると言わんばかりに戦略投射を名乗っておきながら【これ】とは。
もしかしたら、戦後の復員船時代を再現したものとも考えられるが、それを実装するということはゲーム内では終戦を迎えたということになってしまう。その場合どう考えても艦娘側の敗北しか考えられないのだがまぁ、護衛艦modeがひしめく現状では今更な話ではあるし、勝っても負けても何も変わらないのでどちらでもいいだろう。
なお、これの追加に合わせて単発の演習任務&出撃任務も追加されたが、達成には鳳翔改二旗艦で計6海域のS勝利を成し遂げなければならない。
二次ネタで「居酒屋鳳翔」なるものが作られた。居酒屋と銘打ってはいるが、イメージ的には小料理屋の女将のそれといったものが多め。
これを公式が採用して2018年秋の居酒屋コラボでも前面に押し出し、キービジュアルでは人に箸先を向けながら「持ち箸」で器を差し出すという【とても食にこだわりのある所作】(スキンミート)を見せていた。
2022年には【公式「艦娘」おせち】のキービジュにて同じイラストの差分が登場。箸先は横になったが、相変わらず「持ち箸」。
他艦船擬人化ゲーでも艦これと同様に「女将さん」系のキャラとして登場することが多く、アズレンでは「居酒屋」とは別種のいわゆる「飲み屋のママさん」的な雰囲気を醸し出した見た目をしている。イラスト担当のSky-Freedom氏が某アイドル作品のキャラのファンであるため、それに影響を受けたデザインになっているようだ(要は艦これの木曾のようなものである)。基本的に海域ドロップ限定だが、ホワイトデーに着せ替え追加記念でログインボーナスとして配布された。ところが、発表直後から「苦労してドロップしたのに全プレなんておかしい」と簡悔精神を丸出しにした筋違いな抗議が散発し、多くのプレイヤーから「艦豚崩れじゃないのか」と冷ややかな目で見られていた。
龍驤
- 画:くーろくろ
- 声:日高里菜★
- 他:R、B、A、S、O
極端なトップヘビー(艦体の重心が上部に位置する)構造で時折話題になる艦船。逆三角形のような見る者を不安にする艦影は、元々小型空母として建造中だった所に後から格納庫を割増にして搭載したのが原因である。飛行甲板上に艦橋や煙突を有さない、いわゆる「フルフラット方式」が採用されているが、それが理由なのか艦これでは子供体型の容姿で擬人化されており、サービス開始当時から貧乳ネタで弄られるキャラとなっている。艦これ界隈においては「龍驤と言えば貧乳」と言われるほどの鉄板ネタと化しており、二次創作においては焼き増しのように同じネタが繰り返されるのが日常茶飯事である。
広げた巻物状の甲板から式神状の艦載機を飛ばす「巻物甲板型」の元祖であり、他の絵師の艦載機の射出を投射物によって表現するものから隔したデザインとなっている。2014年4月9日に無改造の差分絵のような水増しではない改のイラストが実装されたのだが、色彩がのっぺりになる劣化を起こして炎上。しかし続く2014年5月23日の改二実装でまともなイラストとなり鎮火された。
なお元ネタの艦は関東生まれなのだが、艦これにおいては何故か(エセ)関西弁を喋る。イギリス生まれ言うてる金剛が(ルー語だが)英語を混じえて喋る事を考えると、関東生まれで喋りが関西弁とはキミそこんとこどないなっとんねん(エセ関西弁)。
二次創作界隈では上記のような貧乳ネタを主とした弄られ役が板についているが、それを抜きにしても龍驤自身のキャラ人気はサービス当時から高かったことがせめてもの救いだろうか。
限定絵も2つあり、クリスマスmodeに至っては改二かそうでないかで差分ではない異なるグラフィックを披露してくれる。
他艦船擬人化ゲーでは5タイトルに登場。
戦少Rの龍驤は中破するとまな板に見える飛行甲板があらわれる。2017年エイプリルフールで一日だけ実装されたスキンでは、それに絡めて包丁で食材を切る立ち絵となっていた。
また敵として登場したこともあり、中国版では「艦娘に奪われた食料を取り戻すために深海勇者龍驤ちゃんが港に攻め込んきた」という設定で防衛イベントがおこなわれた。
アズレンではリリース当初からデイリー任務に立ち絵が使われており、その特徴的なポーズからプレイヤーの間でネタにされていた。
その後2018年末開催のミニイベントでプレイアブルに追加。それに伴いイラストが新しく変更されたが、翔鶴型や長門型等と比較すると大幅な変更はなくポーズもそのままとなっている。キャラクターとしては、セリフどころかスキルまでも仮面ライダーシリーズをオマージュしたヒーロー系熱血少女である。CVには艦これからアビホラへの宣戦布告の余波で起こった氷祭り兼第五回 観艦式の事件で物議を醸した洲崎綾が起用された。それに発狂した艦豚が艦これ龍驤の貧乳ネタを使い、草百科のアズレン龍驤の記事を荒らす珍事が発生している。
そして蒼藍ではそれまでの龍驤のイメージを覆す爆乳キャラとして実装され、多くのプレイヤーを驚かせることとなった。同時期に実装された大鳳が貧乳だったことから「胸の分を全部龍驤に持っていかれた」とネタにされていたが、スピンオフの『誓約少女』で登場した大鳳は本編で龍驤に奪られた(?)分をしっかり取り戻している。
神鷹
- 画:しばふ
- 声:高尾奏音
- 他:R
- 改造:改二
- 限定立ち絵:晴れ着、オクトーバーフェスト、節分
18秋イベで登場。元々はドイツの客船シャルンホルスト号(同名の巡洋戦艦とは無関係)で、日本に足止めを食らった所を接収されて特設空母に改造された。別名ジャーマンポテト。
ドイツ生まれの艦ではあるのだが、ドイツ艦の建造フラグを持っていない。つまり、しばふからフミカネは生まれない。
現行タイトルでは他に戦艦少女Rで登場しているが、過去には陸海空複合型のブラしずでも登場していた。
担当絵師がフミカネ氏ではなくしばふだったことにより、久しぶりのフミカネドイツ艦を期待していた多くの提督達を落胆させた。
当時はフミカネ氏が入院していたためどの道無理だったのかもしれないという意見が時折上がるが、フミカネ氏が入院したのが8月末で神鷹が公開されたのが9月上旬ということを考えると、時期的にフミカネ氏が入院したからしばふに変更になったという可能性は低い、即ち最初から艦王がしばふを指名した可能性が極めて高いと思われる。
艦載機の発艦方式は春日丸と同じく鷹狩りスタイル。
登場時から改二が実装されていたが、設計図&カタパルトという入手制限の厳しいアイテムを要求される上に、要求レベル85が二期の経験値取得量激減と相まってマゾい仕様となっている。そこまでやってもキャラの見た目が差分である事に加え、能力値も微妙。搭載数自体は軽空母の中では多めになっているのだが、何故か艦載機熟練度によるクリティカル補正の一番大きい1スロ目の搭載数が少なく設定されている。また大鷹と同様、改二になると夜戦攻撃能力が追加される。つまり実情は大鷹と同じ。
ちなみに春日丸とは設計からして全く違う艦であるにも関わらず、何故か見た目がコンパチになっている。他の3隻はどうする気なのか不明。
中破絵はしばふくんこだわりの盗撮アングル。ただし顔は芋。
他艦船擬人化ゲーでは戦少Rが最初の登場だった。当初は「大鷹型」に分類されていたが、現在は神鷹型に修正されている。
余談ながら信濃、或いは秋月型の宵月や春月などのように他艦船擬人化ゲーが艦これ未登場の日本艦を先んじて実装(愚痴スレで言うところの「出し抜き」)した場合、何故か艦王は「そんな奴は最初からいない」扱いをしてしまうことが多い。しかし神鷹についてはアズレンに出し抜かれてから2年余り遅れて登場した有明や巻波、別のタイトルで登場例があるためか一時期【記録抹消刑】扱いされていた冬月と同様に「艦これが初出ではない(広義の)日本艦」に該当する珍しいケースとなっている。
祥鳳型
祥鳳型(祥鳳、瑞鳳)は2隻共に、最初は特務艦として建造され、後に潜水母艦を経て航空母艦に改装された経緯を持つ。一方で瑞鳳型(瑞鳳、龍鳳、千歳、千代田)という分類も存在するが、前者は戦後に出版された書物で用いられる分類であるのに対し、後者は帝国海軍おいて実際に用いられていた分類という違いがある(祥鳳が入っていないのはその時点で既に戦没し、除籍されていたため)。
艦これでは史実再現のためか姉妹揃って不幸体質を強調されたり、艦王の二次創作拾い上げでヨゴレ属性を付けられたりしている。そうした扱いを引きずっているのかは別にして、他艦船擬人化ゲーでもアクシデントに見舞われるイメージを払拭し切れていない。
祥鳳
- 画:bob
- 声:種田梨沙★
- 他:R、B、S
祥鳳型航空母艦「祥鳳」。キャラデザを担当したbob氏のお気に入りと見られ、集合絵でも目立つポジションで描かれている。ブラゲ中の立ち絵の描き直しや、期間限定絵の種類もbob艦の中ではかなり多い。
この様子から一見厚遇されているように見えるが、同型艦の瑞鳳が改二で超性能化している一方で、こちらは改止まり(性能的には下から数えた方が早い)であったり、普段は命日ばかり重視して進水日を全く重視していない艦王が珍しく翔鶴の進水日(6月1日)に言及した時も同じ進水日の祥鳳は完全に無視するなど、余りにも露骨な冷遇を繰り返し受けている。その中でもZ級クソアニメの炎上祥鳳は仕打ちの最たるものと言えるだろう。
ところが、アズレンで祥鳳のキャラデザを担当した兔爺(mzt)氏が長門型のキャラデザを巡る問題で降板したのに前後して急に手のひら返しを始め、第2次秋刀魚祭りでの新規絵など猛然とプッシュし始めた。しかし、炎上祥鳳を知る者からは「白々しい」と冷ややかな目で見られている。
他艦船擬人化ゲーでは、現在までに3作品に登場している。
戦艦少女では2014年のサービス開始当初から実装されていたが、ゲーム内では5年半近く放置されていた(ゲーム外での周年記念絵等に描き下ろしはあった。改装後はイラストレーターが変わる)。
2020年春に改の実装が発表され、本家は5月、日本版は7月に実装、改装後に習得できるスキルは砲撃戦で空母、装甲空母に攻撃される確率が上昇するが、敵の重巡、軽巡の対空、回避、命中を固定値で低下させるもので、赤城改のスキル奇襲と重複するため、同時に起用すると艦載機の消耗を目に見えて抑えることができる。
アズレンでは最序盤の海域でドロップする低レア艦であり、貴重な回復スキル持ちで改造有りと、入手時から長い間安定して使える軽空母の一隻。
二次創作においては(エセ)関西弁キャラであることと発艦方法が式神型であることから、艦これの龍驤と絡めたネタを展開される事もあった。一応、こちらの飛行甲板は巻物ではなく腰に携える形になっている。前述のように担当絵師が炎上で降板しており、長門のように担当絵師が変更されたわけでもないため、今後の追加スキンの実装が厳しいと考えられている。
瑞鳳
- 画:コニシ
- 声:小松真奈
- 他:R、B、S
- 限定立ち絵:晴れ着(改二以降)
本当は瑞鳳型航空母艦1番艦なのに、戦後の書籍しか見てない艦王によって祥鳳型航空母艦2番艦にされてしまった悲しいキャラ。
長らく運が高いだけで入手が面倒な祥鳳のコンパチに甘んじていたが、改二の実装で正規空母級の高性能ぶりを発揮するバケモノと化した。以降軽空母が必要となる場面で真っ先に選択肢に挙がる1隻となる。
要求されるレベルは80と高いが、設計図やカタパルトといった貴重品は不要。
改二だけでなく改二乙も実装されており、いつでもコンバート可能。
改二乙では素の射程が「長」の「護衛空母」となり、速力も「高速」に分類される。護衛対象である輸送船は戦闘艦より低速であり、本来の護衛空母はこれらの艦と足並みを揃えなければならないのだが。
対潜値以外の能力は同じ護衛空母枠の大鷹&神鷹の改二を上回る(搭載数は神鷹改二が1機だけ上)。艦載機の搭載配分も悪くないが、搭載数自体は改二から7機分も下がっているので、改二のまま運用するのも十分有り。
改二実装以前から見た目・セリフ回しなどで人気が出ていたが、途中から調子に乗った運営による【卵焼きたべりゅ】ゴリ押しによるbot化の影響&艦豚による執拗なネタの使い回しによりかなりのファン離れを起こした。なお【コンプティーク】最新3月号CMの宣伝の際、瑞鳳が出てる事にかこつけて艦王も「食べりゅ?」とつぶやいた模様。
2023年9月に他艦船擬人化ゲーのアズレンに非プレイアブルながらも登場し、翌2024年8月に正式実装。その愛くるしい容姿から界隈で話題となった。
一方、アズレン瑞鳳が初登場時に話題になると同時に艦王がC2垢で【人気の「瑞鳳」】という単語を含んだポストを投稿。しかしポストと一緒に掲載された画像には瑞鳳のものはなかったことから、「元々瑞鳳はマスクmooooodeする予定だったが、アズレン瑞鳳にムガって付け加えたのではないか?」と疑われている。後述のように再販だから告知しなくてもいいとけんちょんが考えた可能性もあるけど。
ちなみにポストの瑞鳳タペストリーは23年夏のコミケで【完売した】ものと同じ代物。夏コミに出す分を絞って在庫を持っていたのか、それとも新たに発注したのかは定かではない。
飛鷹型
日本郵船が所有していた大型客船を帝国海軍が買収し、航空母艦へと改装した特設空母。ちなみに海軍の艦艇類別等級表では隼鷹が先に竣工したためか、艦型名は「隼鷹型航空母艦」となっており、「飛鷹型」の艦型名が出てくるのは戦後の書籍が主である。
飛鷹
- 画:くーろくろ
- 声:大坪由佳★
- 他:R、B、F、O
飛鷹型航空母艦1番艦、あるいは隼鷹型航空母艦2番艦。商船「出雲丸」を改造して航空母艦とした特設空母。自己紹介の「出雲ま…」から「イズモマン」と呼ばれていた事がある。
同様の経歴を持つ空母の中では破格の搭載数を持つ……どころか何故か下手な正規空母より搭載数が多い。ただ速力が「低速」である為、(一部温情込みで)高速扱いとなっている正規空母の代替役として使うのはキツい。低速艦イジメの甚だしいイベントにおいては、軽空母であれど低速の飛鷹に出番はないのである。つまり、低速軽空母は全員飛鷹型を上回る特徴を持っていないと産廃確定。
龍驤と同様の巻物型デザイン。キャラとしては真面目なのが祟って空気であり、改二は未だ実装されてない。
他艦船擬人化ゲーでは戦少R、アズレン、ブラサジ、ヴェルコの4作品に登場。
アズレンの飛鷹が左目を眼帯で隠したデザインであることから、早々に艦豚から「艦これの天龍をパクった」と噛みつかれた。
相方の隼鷹のキャラクターがあまりにも濃いため、相対的に影が薄くなっている。
戦少Rでは郵便配達員としても仕事をしており、その時は出雲丸と名乗っている。
隼鷹
- 画:くーろくろ
- 声:大坪由佳★
- 他:R、B、S、O
飛鷹型航空母艦2番艦、あるいは隼鷹型航空母艦1番艦。商船「橿原丸」を改造して航空母艦とした特設空母。
艦これにおいては、性能面で飛鷹のコンパチの巻物型デザイン空母。髪型がボンバーしている。
何故か飛鷹を差し置いて、こちらだけ改二が実装されている。改二にすることでそれまでの均一だった搭載数の割り振りが様変わりするのだが、その配分の影響により、改の時と同じ搭載数にも関わらず戦闘機ガン積み時の防空能力が改の時より下がる。その分火力が上がっているが、使用感が大きく変わるので知らずに改造すると痛い目を見ることになる。
TCG『ヴァイスシュヴァルツ』の艦これブースターでは、遊戯王OCGの《ヴィクトリー・ドラゴン》やデュエル・マスターズの《ボルバルザーク》に匹敵する超級の壊れカードとして登場し、発売から1年未満で禁止カード指定を受けたことでも有名。ヴァイスシュヴァルツにおいて禁止カード指定される事は実質そのカードの「永久追放」と同義で、元作品自体が衰退し新弾を出せなくなっても恩赦が出る可能性は無きに等しい。
ブラゲーにおいても低速艦イジメの甚だしい昨今イベントでは出番すらなく(支援艦隊に使うにしても航空支援が17秋イベで大幅に弱体化されたため、唯一の出番も奪い取られた)、どちらのゲームでも踏んだり蹴ったりの扱いである。
キャラとしては酒飲みという設定から、2014年夏のグリココラボの時にCRATZのパッケージに描き下ろしが掲載された。なお、CRATZの裏面のコピーライトにC2の文字はない。
ここ最近は公式コラボによる酒類ネタに一切出ておらず、2018年秋の居酒屋とのコラボがあった際にも未登場、ブラゲにも特別何か追加されるという事もなかった。
二次創作ではテンプレな迷惑アル中として描かれることが多い。
他艦船擬人化ゲーでは4作品に登場するが、特にアズレンでは指揮官を「オサナナジミ」呼ばわりするメンヘラキャラとして強烈なインパクトをプレイヤーに与えている。
大鷹型
春日丸→大鷹
- 画:しばふ
- 声:首藤志奈★
- 他:無し
- 改造:改二
- 限定立ち絵:水着
艦これブーム以降に「艦船擬人化の源流」として言及されることが多くなった、洋画家の小磯良平が描いたポスター画で有名な「NYK三姉妹」の三女(リンク先画像の右)。日本郵船からの徴傭船で、空母に改造すると「大鷹」に改名される。
しかしそんな艦船擬人化ジャンルのメモリアル的な1隻であっても、キャラデザが芋ではどうにもならないどころか「小磯良平に失礼だ」と言う批判が後を絶たず、性能面でもハッキリ言って使えないため、界隈では誰が呼んだかksg丸(クソゲまる)と言う蔑称の使用率が高い。
デザインは大「鷹」という名前から鷹狩りをイメージしたのか、紐でつながれた艦載機が腕に乗っている。何故か大鷹になる前のksg丸時点で既に鷹狩りスタイルだが。
なお、艦載機から紐が外れて飛び立たせるような絵はブラゲ中に一切出てこない。しばふ含めたC2社員一同は鷹狩りというものを理解しているのだろうか?
というかこのデザインだと艦載機の力のみで飛ばす事になる気がするのだが、何故か飛ばす為に艦自体の速力を利用するタイプの艦載機を使える。
キャラ性能については、改造して大鷹になると艦これ初となる「護衛空母」という種類に分類されるようになる。但しアイコンは「軽母」、ブラゲ中の説明では「軽空母」となっている。
護衛空母は弱い艦しか配置できない上に連合補正で役立たずぶりが極まる【輸送連合艦隊】にて、第1艦隊に1隻限定で配置できる唯一の空母なのだが、簡悔精神をこじらせた運営が(制空権を容易に取らせたくないがために)「空母使用禁止」海域にするなどの嫌がらせをしてくるので無いよりマシといった立ち位置。使えたとしても深海側がツ級配備でこちらの空母の棒立ちを狙って来たり、そうでなくとも高い制空値を叩き出す編成で来たりするので無意味になることも多い。
条件次第で先制対潜攻撃も可能となるが、対潜シメジー付きの駆逐艦や海防艦などが行う対潜攻撃の方が強いので、これも無いよりマシ程度。しかし対潜マップでも空母系全体が出禁にされるのが通例となっているので、対潜要員としても活躍する機会はほぼない。低速の軽空母なので輸送護衛部隊じゃなくても活躍できる場面は限られている。なお艦偵(主に「彩雲」)は改二になるまで搭載不可。
更に改二への改造に至っては、設計図だけならまだしもカタパルトまで要求してくる始末。これまで翔鶴型やサラトガが装甲空母化する際に用いられていたカタパルトが、何故よくわからないちょっとしたパワーアップの為だけに使われるのか…しかし、そこまでしても装備スロットの少ない鳳翔改より搭載数が少ない[5]。
ろくでもない事ばかりだが一応、改二になると夜戦攻撃能力が追加される。但しそれが有効活用されたという話は全く聞かない。
八幡丸→雲鷹
- 画:しばふ
- 声:八木侑紀
- 他:無し
- 改造:改二
艦これ以前にはブラしずに登場していたが、2021年4月28日のファミ通の表紙で先行登場した後、しばふの2021年の最後っ屁として12月28日に実装。キャストが発表されたのは登場から3ヶ月余り後の22冬イベ終了後であった。
実装と同時に改二もあり、さらに深海時代のボスは通常海域南西海域7-4「ヒ船団海上護衛作戦」の海域ボスを務めるなどの圧優遇っぷりが光った。 性格はおっとり芋娘とは思えぬ明るめの垢ぬけた喋りが特徴、また全ての発言が過去形(自分が艦娘であり、郵便船舶ということも理解している)タイプである。 しかし一番理不尽&ガチ勢必須の任務で、爆音で煽ってくるヒ船団棲姫(深海時代のセリフ)がインパクト強すぎてそれに食われているともいわれている ※以下セリフ ダァカァラ…イッタロォ……? ソンナセンリョクッ…ソンナカンタイウンドウジャ… ダメナンダヨォ……ッ! …ワッカンナイカナアァ…!
ナンドキタッテ……ヤリカタガカワンナイナラ… ダメナンダヨ……ッ! …シッパイ…シテ…マナンデ… カエテ……イク………。ヤッ…テミロヨォ……ッ!
同型艦なしの水上機母艦
改造で水上機母艦に艦種変更される神威については工作艦他を参照。
瑞穂
黒髪ロングで和服でおっとりとした女性……と書けば聞こえはいいが、絵師はアキラ。つまり絵が黄ばんでいる。そのせいで描き下ろし水着絵が黄色い深海棲艦と揶揄されたこともあった。
水上機母艦としては、あくまで軽空母化までのつなぎ的な扱われ方の千歳型とは違い、強化型水上機母艦千歳型といった感じの性能になっている。が、水上機母艦自体が役目の少ない艦種である為、かなり微妙な立ち位置にある。近年では上位互換の日進が実装されたので立場的にも更に厳しい。
艦これでは差分が極めて多いキャラとしても有名で、今でも時々差分が追加される。とは言っても、大半は通常立ち絵をコピペして小物を変えただけの代物なのだが。
通常時の艤装は改でも変化せず、期間限定立ち絵でもクレーンが傘で隠されたり(梅雨)、靴下がかけられたり(クリスマス)といった加工が施される事はあるものの、艤装の形自体は変わらない。
しかし、何故か三周年に追加された【春の花束moooooode】のみ艤装や細部のデザインが違う。
なお【春の花束moooooode】時の中破絵の艤装や細部のデザインは、何故か通常時のままである(≒この時期に中破すると理由も無く艤装が変形・服の柄が変化するという怪現象を引き起こす)。
理由は不明。というか実装されてから4年以上もの間、誰もツッコまなかった。
ところで瑞穂含む「艦種変更されない水上機母艦」は、その扱い難さから長い間他艦船擬人化ゲーには一隻も実装されず、残り少ない艦これの牙城の一つとなっていた。
ところが2021年8月、ブラサジに瑞穂が実装され、艦これの瑞穂に強烈な一撃をお見舞いすることになった。こちらは艦これと異なり、軽空母扱いとなっている。
秋津洲
- 画:しずまよしのり
- 声:小松未可子★
- 他:無し
- 限定立ち絵:水着
しずま艦だけど弱い。公式が開き直って堂々と弱いと言うレベル。
素の低ステータスに加えて、搭載数スロットが二式大艇搭載専用と言わんばかりに全スロット1とされているため、ステータスには関係ない部分である航空戦での火力にも期待できない。
そんな性能のくせに燃料消費はやたら多い。(同様に燃料消費が異常に多い補助艦艇には速吸がいたりするが、あちらはユニークスキル持ちである。)
ぶっちゃければ、公式から「二式大艇を持ってくるだけのゴミ」扱いされている。
ちなみに秋津洲は史実で二式大艇の泊地修理・整備をしていた艦というだけであり、実際に搭載して出航・発艦した事は無い、というか無理とまで言われている。
愚痴スレにおいては、突発的に現れた荒らしからも「アキツス単艦でイベントクリア余裕w」と露骨に煽られる始末。しかし改の初期装備である二式大艇は、基地航空隊をフル活用する為にほぼ必須な為、他の入手法が確保出来ていない場合は秋津洲の入手が進行上必須となる……のだが、キャラ自体のドロップが他のレアキャラと比較しても群を抜いて渋い。その渋さはボスマス掘りが出来るイベントが殆ど無いほどで、大半が敵の強い道中マスのドロップ限定。通常海域で唯一邂逅可能な6-4ですら道中マス限定である。
ちなみにE7戦力ボス1で行動半径11を要求された18冬イベでは、E2道中終点のYマス(払暁戦・敵のみ連合艦隊、プレイヤーは遊撃部隊限定・札統一によるルート固定必須・ガシャン有り)でのみドロップしていた。掘らせる気が無いにも程がある。
二次創作ではポンコツ・ギャグ・奇行動要因として扱われており大体公式コミカライズでもそこは拾われている なお実物はキツめのフルアニみかこしボイスで、反セクハラ勢・メシウマとしっかり系なので入手した人とも結構なギャップがあるのも特徴
日進
- 画:bob
- 声:宮本侑芽★
- 他:無し
19冬イベのクリア報酬で登場。18秋イベ開始前に「次々回(18秋刀魚含む)イベントに登場予定」とほのめかされた、bobのキャラデザとしては約5年ぶりになる艦娘。
例によって艦王は「水上機母艦」としか言わなかったが、11月のランカー報酬により日進であることが確定した。
性能としては、当初は改以降で通常の水上機と同じ搭載数の二式大艇が積める、すなわち全部で28機[6]の二式大艇が積めるようになっていた。しかし、流石にバカでかい二式大艇をそんなに運用できるのは非現実的だと気づいたのか、19冬イベ終了後に二式大艇を積んだスロットの搭載数が強制的に1になるよう修正された。それでも二式大艇を発着艦しつつ、水上戦も普通にこなせるというのはかなり異常なことなのだが。
通常の水上機から二式大艇への変更の際、減った機体数分のボーキサイトは資材に戻るのだが、この後にまた通常の水上機に戻すと搭載数が元に戻らず1のままになる。これの対処法について公式から「補給する事で最大値に復活します」との投げやりを放たれた。
2月9日、この仕様を利用した消費なしで補給任務を達成する方法が公開される。アプデ直後に公開とかタイミング狙いすぎである。しかし、前提条件が19冬イベE3クリアでありハードルが高いものとなっている。
素直に「プログラム組めませんでした」と言わなかった結果のこのガバガバである。
ちなみに実際の史実においては、計画の時点で水偵12機・特殊水偵8機の20機、もしくは甲標的搭載時には甲標的12機・水偵12機で運用を計画されていたのだが、何故か艦これにおいては初期状態からいきなり(8/8/12)の28機積める。千歳型の「実際の史実における計画時点の常用24機」を元にしたと思われる(12/12)→(12/6/6)とは大違いである。追加の8って数字はどこから来たのだろうか。
ちなみに、搭載スロット配分の関係で甲標的を積んでもなお最大で20機積める。また、最終段階の甲に至っては火力60・雷装88で夜戦火力148(雪風改と同値)に加え、装備スロット4になる[7]。
こんなバケモノ化するにも関わらず、改装の条件が改(Lv40)→甲(Lv60)だけ。カタパルトも設計図も一切必要ない。
また、甲の持参装備である「14cm連装砲改」とシナジーがあり、重巡主砲並に火力が上がる。他にもこの主砲にシナジーのあるキャラはいるが代替装備がいくらか存在する為、実質的に日進専用装備となっている。が、何故かこの砲の装備時には大きい命中ペナルティを受ける。若干ケチが付いているものの、それを補って余りある性能の欲張りっぷりに、早々に艦娘版レ級などと揶揄された。
キャラとしては、恐らくのじゃロリ。本当にロリかどうかは不明だが、台詞の所々に年寄り臭さが垣間見える為、もしかしたらロリババァな可能性もある。
ポニテなので艦王の好みにも合致しているはずだが、芋トレピッドと違って特に推したりはしなかった模様。芋トレよりは遥かにマシだし、人気になれる素質はあると思うのだが…
CVは艦これ初出演となる宮本侑芽(峯雲と二役)で、2018秋アニメ『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花役でブレイクした直後だった。
オファーの時期を考えると「艦王の恐るべき強運発動」とも言えるキャスティングではあるが、艦豚は(グリッドマン第8話で六花が海軍提督のコスプレをしている場面があることなども引き合いに出して)ここぞとばかりに「若手No.1声優ゲット」「グリッドマンは艦これチーム」とマウント取りに勤しんだ。
なお、よりによってC2関係者疑惑濃厚な鳩くんが声優公表前から「CV宮本侑芽である」と言い切っていた。
0792 名無しさん@お腹いっぱい。 (スップ Sdfa-9l+j) 2018/12/28 19:35:24 >>779 宮本侑芽だぞ? 0800 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ da62-AIgs) 2018/12/28 19:36:57 >>792 なんで分かるんだよ 0808 名無しさん@お腹いっぱい。 (スップ Sdfa-9l+j) 2018/12/28 19:37:48 >>800 知らないとか情報遅れすぎ 0818 名無しさん@お腹いっぱい。 (ワッチョイ da62-AIgs) 2018/12/28 19:40:34 >>808 まだ確定じゃないよな? 0844 名無しさん@お腹いっぱい。 (スップ Sdfa-9l+j) 2018/12/28 19:44:09 >>818 99パーだな
後日談としてグリッドマンはこの3年後、艦豚が仇敵視している某タイトルとコラボすることを発表し、当然のごとく六花も実装。いつにも増して盛大なブーメラン芸を炸裂させる破目になった。
その後、発狂した艦豚が関係各所を荒らし回ったのは言うまでもない。
千歳型
ゲーム内で最多と言える5回の改造が可能。
ノーマル → 改(LV10) → 甲(LV12) → 航(LV15、軽空母に艦種変更) → 航改(LV35) → 航改二(LV50)
サービス開始からしばらくの間、「水上機母艦」という艦種をカバーできるキャラが千歳型しかいなかった。そのため13春イベにて、誤って改造を進めすぎて軽空母にしてしまい、取り返しがつかなくなるプレイヤーが続出することに。その後は変な条件分岐を警戒したプレイヤーにより、甲以前と以降の形態とで2隻ずつ保有するという対策が行われるようになった(実際に、これ以降にも「分岐条件に水上機母艦を指定」されるイベントが発生している)。
2015年に新たな水上機母艦が追加されて以降も、入手が容易かつギリギリまともな戦力として運用可能な水上機母艦として長らく重用されていた。先制雷撃の追加直後には、航空→雷撃→砲撃→雷撃→夜戦と滅茶苦茶マルチな活躍をさせて遊んでいた者もいるのではなかろうか。なお、開始当初は水上機母艦の砲撃ダメージが爆上がりする(というか常時クリティカル判定になっていた?)という、仕様かバグか判断のつかない事が起こっていたと言われているが、本当に何かしらの設定ミスによる事象なのか今一判然としてない[8]。
なお、他艦船擬人化ゲーではいずれも最初から軽空母扱いとなっている。
千歳
- 画:くーろくろ
- 声:宮川若菜
- 他:R、B、F
千歳型水上機母艦1番艦、あるいは瑞鳳型航空母艦3番艦。
水上機母艦時は髪を後ろ手に縛った口あんぐりの銀髪ネーちゃんが、水上機射出用のカタパルトを背負っているというデザインなのだが、軽空母化するとそれが一変する。
他の空母が軒並み弓などで艦載機を飛ばす形を取る中、からくりから艦載機を召喚する形になる。また改造が進むにつれて表情が和らぎ、何故か胸部の主張が激しくなる。千代田も同様。
性能自体は速力高速・高水準でまとまったステータスと搭載数により、千代田共々長らく重用されてきたが、瑞鳳の改二実装時にかけられた謎補正に押されて、最近はあまり目立たない。
描き下ろしで酒のお酌をしている絵もあったりしたのだが、居酒屋コラボでは姿形どころか名称すらも一切出てこなかった。
他艦船擬人化ゲーでの実装は少なく、戦少R、アズレンとブラサジの3タイトルのみとなっている。
アズレンでは日本版3周年で正式に実装。水上機母艦時代についてはスキルにて1回目の攻撃時は水上機、二回目以降は雷撃機を追加するという形で再現されている。艦型名は実際の帝国海軍の分類に習い、「瑞鳳型航空母艦」となっている。
また、ブラサジでも『深海戦線』のタイトルでβテスト実施中の2020年初頭に登場し、2024年には戦少Rにも実装。こちらの艦型名は千歳型となっている。
千代田
- 画:くーろくろ
- 声:宮川若菜
- 他:B、F、V
千歳型水上機母艦2番艦、あるいは瑞鳳型航空母艦4番艦。
改造による経過及び基本性能は千歳と同様。こちらはセミロング気味の茶髪。姉共々胸部が大きい。性格は姉マンセーで提督の事はアウトオブ眼中。
開始当初の約1週間の間、設定ミスにより航形態(軽空母)の時に砲撃フェイズで超威力の砲撃をしていた模様。
艦王原作の『いつか、静かな海で』(コミック・ノベル参照)では仲間を護るようなことを描かれているが、現実にはレイテ沖海戦で千代田を救援にきた駆逐艦「初月」が米艦隊と遭遇し沈没していたりとろくに護れていない。そのウサ晴らしか、艦王は同作にて潜水艦娘を沈没未遂にさせた上で千代田にクレーンで引き上げさせた。しかし千歳型のクレーンは搭載水上機&甲標的の引揚げ用なので、沈没しつつある艦をサルベージするなど不可能である。
千歳と同じで他艦船擬人化ゲーでの実装は少なく、アズレン・ブラサジ・VBの3タイトルのみ。
アズレンでは日本版3周年で同時に追加された。こちらも艦型名は瑞鳳型である。
ブラサジではβテスト終盤で大和や千歳と同時に追加されている。
同型艦なしの潜水母艦
潜水母艦とは、長期任務を受け持っている潜水艦に食料や燃料、魚雷などの物資を補充する補助艦艇のこと。場合によっては潜水艦の修理&整備を行うことがあり、潜水艦乗組員にとっての貴重な休息場となった。
現行の他艦船擬人化ゲーにおいては潜水母艦という艦種はフォローされていないが、それが艦これのアドバンテージになっているとは言い難い。
- 潜母タッチ
2021年5月8日に潜水母艦用のタッチ攻撃が追加された。潜水艦と編成する事で発動できる。
他のタッチ系攻撃と違って攻撃者のレベルによって倍率が変動する。また、使用時にアイテム【潜水艦補給物資】を消費する。
消費するアイテムは一部限定任務とイベント突破報酬でたまに少量設定される事がある程度で、それ以外の入手手段は課金のみ。3個セット500円。
1戦闘で複数回発動する事があり、その場合は発動した回数と同数アイテムを消費する。
なお、アイテム消費は艦載機熟練度などと同じく戦闘後に判定されるので、つまりF5で回避出来る。
大鯨→龍鳳
艦これ初の潜水母艦。また現状イチソが手掛けた中で駆逐艦(主に白露型)以外での唯一の艦娘。
非戦闘艦なので戦力にはなり得ないがかなりステータス的に後発で来たデ…鯨二人の上位互換、提督に対して優し気なキャラであり、なおかつCV小倉唯であるからか当時のキャラ人気は高かった。
ドロップする海域は難関海域のボスマスのみという事が多く、ドロップ率まで低いため入手は中々困難。ちなみに、この大鯨入手のために延々と周回することを「捕鯨」と呼ぶ。
この大鯨に限らず、CV小倉唯の艦娘はどれも邂逅し辛い為、よく「小倉艦は入手が難しい」と言われている。
大鯨から龍鳳へ改造すると艦種が軽空母へと変化する。龍鳳改になって持参してくる「九七式艦攻(九三一空)」(大した性能ではない)の牧場を防ぐためか、改造には改装設計図が要求される。
潜水母艦のままではまともに戦う事は出来ず非常に弱い(戦闘艦ではないので当たり前)ので、まともに運用するには改造がほぼ必須。
一方で「潜水母艦を旗艦にし、潜水艦を多数配備しないと成功しない遠征」&「その遠征に関する任務」があるため、それらをこなす場合は改造せずに大鯨のまま所持しなければならない。
この2つの理由から、予備の大鯨がおらず、該当任務をこなさないまま、うっかり龍鳳へ改装した提督が再度大鯨の入手を余儀なくされたという間抜けな話もある。
大鯨の性能は前述通り、非戦闘艦なので戦闘力はかなり低い。
彼女自身は潜水艦ではないため【水上艦扱い】。従って潜水艦のようなデコイとして使う事は出来ない。よって極々一部の「潜水母艦を必要とするルート固定用」で仕方なく起用する…といった程度の役回り。
大鯨がいるからといって艦隊に配備した潜水艦達が強化されたり使いやすくなるわけでもなく、戦闘では水上戦闘機が飛ばせる以外はぶっちゃけ役に立たない趣味枠。
何故潜水艦の人権が皆無な艦これなんぞに実装されたのか…
改造後の龍鳳についても速力が【低速】なのが災いし、低速艦イジメの甚だしい昨今のイベントにおいては出番すらない。搭載数も第1スロット以外は10機にも満たない搭載配分なので、貴重な設計図を優先する必要性は低く、やはりこちらでも趣味枠。それでもレア艦で声が可愛いからか、形態を問わず活用を試みるプレイヤーはそれなりにいるようだ。
アーケードでは2019年2月1日に実装されたが、いまだに改造後の龍鳳は実装されていない。
よって艦種が潜水母艦のままであるため、装備なし状態での最大火力は15、雷装は0、速力は最遅となる22ノットと性能は悲惨の一言。カ号観測機を搭載できるが、軽空母ではない以上航空攻撃(航空爆雷)に切り替えることができないため、事実上装備無し扱いとなり対潜攻撃はできない。一応砲撃戦時における潜水艦魚雷のリロード時間を短縮できる能力を持っているが、その程度ではフォローが不可能なレベルなので全ての艦娘の中で最弱の扱いをうけている。
他艦船擬人化ゲーではアズレン、パズガル、戦少Rに登場しているが、いずれも最初から軽空母龍鳳としての登場であり、潜水母艦大鯨としては一度も実装されていない。
アズレンでは2019年末、令和元年冬イベそっちのけでキャバクラカレー機関のPRに必死な艦王を尻目に発表された。キャラデザには、前年夏に登場したセントーに続いてTonyが起用されている。「潜水艦から前衛を守る・潜水艦を回復する・潜水艦が敵艦を撃破した時に自分のダメージが増える」という潜水艦絡みの3つの複合効果を持ったスキル「世話焼きクジラ」を持っており、スキル名と相まって明らかに元々潜水母艦・大鯨だったことが念頭に置かれている。
艦型名は前述の千歳・千代田同様に実際の海軍の分類に則り、「瑞鳳型航空母艦」を名乗る。
2022年冬には水着の着せ替えが林檎の審査に引っかかり実装が延期される珍事が発生した。一説には鯨に乗っている様子が動物愛護団体から抗議を受けたのではないかともされているが、真相は不明
その後2021年にはパズルガールズにも実装。各戦闘開始時に仲間の全特種艦が30%のエネルギーを獲得し、耐久値を20%回復するスキル「潜水母艦」を持っている。
迅鯨型
全2隻いずれも登場。艦型としては先に登場した大鯨よりも古い。そして実艦を反映して色々太い。
迅鯨
迅鯨型潜水母艦1番艦。20夏イベで登場。キャラデザは赤坂ゆづで、海防艦以外の艦種を描くのはこれが初。
登場直後は描き方が「扶桑型担当の六花な感じがする」という意見もあったが、艦王は逃がした魚を追うことはしなかったらしく、蓋を開けてみればいつもの低コスト社員だった。
ただ昨今と比較してマシな部類の絵であったため、愚痴スレではゆづに対して「いつも描かされているペドリアンよりもお姉さん系の方が向いているのでは?」と言う意見が出ている。
見た目は田舎の定食屋にいそうなふくよかな和風女性。だがその実態は愛重ヤンデレ属性というとんでもない色物枠で、ボイスを入手したファンログがあまりのヤンデレっぷりに驚愕。有名グロリョナ同人ゴロもそのギャップにドン引きする程の過激っぷりである。
例を挙げると通常ボイスがいわゆる愛が重すぎるタイプで、「ずっと前から貴方のことが好きだった」等と唐突に話し始める。轟沈セリフも特撮怪人の如くまた来る的な押しかけ系属性持ちが示唆されており、放置画面では提督が他の艦娘に会いに行くと知った際には、なんと露骨に嫉妬心を滲ませる。攻撃のセリフが【大嫌い!】であるなど確実に暴力属性も備えている。ダメージ台詞がどう聞いても警視庁24時で見るような警察に連行されるストーカー女で、「イヤーッ! やめなサイン! やめてくだサイン!」等インチキ日本語ニュアンス(要はタニベ演技)により忍殺語にしか聞こえないと話題にもなった。なんで素人にヤンデレ演技させたんだよ…
このようにとんでもないキャラ属性であったから【艦これ界の阿部貞事件】【ファンションヤンデレが素足で逃げ出す女】等、とんでもないキャラコラが連日投下され続け、二次創作界隈のヤンデレ属性好きの人気を一心に集めた。
実装された20夏イベにおいては、前段でドロップするキャラの中では一番ドロ率が低かった。しかしキャラの詳細が明らかになるに連れて人気が出始めたのを運営が察したのか、中盤以降の泥率が露骨に増加。これにより「描けば出る」の正体は「運営が二次創作界隈の人気を指標にドロ率操作していたから」という事実が露見してしまい、一部から不評を買うことになった。まぁ手に入るに越したことはないが。
運営が新システム追加を説明する際の指差しキャラにする等プッシュされているため、今後更にトンデモ属性が付く可能性が高い。
またその流れを踏んだ結果か、「実装から1年の間に限定立ち絵6種」「外部コラボ等ではほぼ毎回描き下ろしあり」「関係ないキャラの記念イラストにさりげなく混ぜ込む」など、運営による依怙贔屓が露骨に見られるようになっている。
長鯨
21夏イベのE-1突破報酬。姉と違い明るいタイプのむっちり保母さん(中の人も元保育園勤務経験ありとのこと) 通常ボイスでは完全にストーカー化している姉を静止する突っ込み&ストッパポジにもされており 公式絵では攻撃を仕掛ける(節分など)完全に潜水艦・海防艦の保母ポジと化している 姉同様限定立ち絵多数あり、こちらはデ,太さを強調するより水着中破のギャグ顔がアクア様化してたりと、エロより何故かギャグよりにされてる珍しい仕様
姉同様初登場時は入手機会はかなり限られたが22年頃になると姉同様に期間限定報酬常連と化し手に入りやすくはなった なお二次では迅鯨NTRとして機能しており、だいたいセットで描かれているのも特徴
日枝丸型
日本郵船の貨客船を徴傭した特設潜水母艦。
平安丸
- 画:赤坂ゆづ
- 声:結川あさき
- 他:なし
24春イベで登場。客船としては氷川丸級3番船[9]、徴傭後の特設空母としては同級2番船の日枝丸をネームシップとする日枝丸型2番艦だがいつもの【改氷川丸級】なる意味不明な艦級を自称している。
見た目は全体的にケバ臭がするインパクトあるデザイン、性格はおっとり控えめ。目の描き方から海防艦・平戸が成長した姿ともいわれている(海防艦が成長したら別艦種になるのか……)。また中破・特殊ブラもあり頭の飾りが艦首ミラー・URLコードにしか見えないコラや、画像倉庫で早速中破があいつにいわれてやったんですコラ画像(元絵は宇月犬電球の人)で弄られたり【平戸の母】としてメイド衣装を着せられブラックラグーンスレでコラられるなど、さっそく今回の色物もといゲテモノ枠として扱われていた。
なお屋代と同様、中破&被弾時の迫真の叫び声はKYOUイチオシのボイスということが明かされており、リョナラ必見である(KYOUリョナラ説) 水着グラの際どい下半身・セクシーさから下半身すげ替えコラが大流行もし、そういう目線でしか見てないのかよと失笑を買った。
また、この娘の登場で従来は色々とハードルが高いと目されていた氷川丸も追加フラグが立ち、最悪ゲテモノ枠がほぼ確定したと言う懸念も出ている。現存する病院船と言うことで、模型人気も高い&コンプライアンス的に沈める・戦わせることが非常に扱い難しいともいわれているが果たしてどうなるのか……少しだけお楽しみに!
艦これには登場していないが話題になる艦船
春日丸→大鷹で解説した、小磯良平が描いた「NYK三姉妹」の次女・新田丸→冲鷹は現行の他艦船擬人化ゲーには一切登場していない。艦これに出て来たところで芋化が濃厚なので期待薄だが。
その他の特設空母にはあるぜんちな丸→海鷹が存在するが、こちらも艦これ及び他艦船擬人化ゲーへの登場例は皆無である。神鷹の例を見るにこっちも艦これに出てもおそらく芋であろう。
また、水上機母艦の能登呂も艦これ及び他艦船擬人化ゲーには一切登場していない。
脚注・出典
- ↑ 2-2を周回すること。攻略時間が短くボーキサイトを得られ、時に補給艦を狙える事から2-2周回自体は1期からでも割と行われていた。
- ↑ ハーミーズは世界で初めて一から空母として設計された艦船だが、造船所のゴタゴタにより工期が大幅に遅れて鳳翔よりも後の竣工となった。
- ↑ 但し短冊などでは「軽母」のままで据え置き
- ↑ 「戦力投射」や「戦力投射艦」という単語は存在しており、前者は「軍事力を準備、輸送、展開して軍事作戦を遂行すること」を意味し、後者は強襲揚陸艦の別名として呼ばれることがある。
- ↑ 但し計算式の関係上、こちらの方が航空戦能力が高くなることがある試製烈風については、ガン積み状態での制空力が約8ポイント上回る。
- ↑ 実装当時はステータス欄に30機と誤表記されていた。
- ↑ ただし、雷装基本値が極限まで低い為、最大値まで上げるのにひたすら水雷艦をムシャらせる必要がある。また、魚雷が装備出来ないので高火力の多段攻撃CIのことごとくを発揮出来ず、最終的な火力では負ける。
- ↑ 但し、実際に砲撃ダメージが思ったよりも高くなる事が多かった。もしかしたら搭載した水上機の爆装などが何かしら計算式に影響していた可能性はある。
- ↑ 特設空母に改造された他2隻と異なり氷川丸のみ病院船に転用され、現存する。